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10 13, 2020
10 13, 2020

CS:GOにおけるコミュニケーションの要素

コミュニケーションを理解する

正確なコミュニケーション

感情と口調

CS:GOにおけるコミュニケーションの要素

コミュニケーション。当然のことながら、Counter-Strikeで最も繰り返されているテーマの1つであり、私が常に大きな関心を寄せているトピックでもあります。私は以前、ゲーム中に交わされるチームの会話の質に大きく影響されていました。

今でも、最近の役割であるアナリストとして、大きなプレッシャーのかかる状況でチームがどのように会話するかを夢中になって観察しています。そのような情報の原石に触れるたびに、それを無限のリソースとして利用し、各チームについて学んでいるのです。

根本的に、CS:GOで交わされるコミュニケーションとは何でしょうか? 「良好なコミュニケーション」はチームに何をもたらすでしょうか? コミュニケーションは、話す内容や話し方のみで決まるのでしょうか? この記事で、一般的なコミュニケーションについてご自身を振り返るお手伝いをしたいと思います。

コミュニケーションを理解する

対戦相手の戦略と計画を見抜くことは、Counter-Strikeで成功するための重要なポイントの一つです。相手がどこを攻撃するか、またはボムサイトをどのように防御するかを正しく視覚化できれば、ラウンドに臨む際に大きなアドバンテージを得られます。これこそが、対戦相手のウォールハックが憎らしい理由です。

意思決定をすばやく行わなければならない状況では、大量のアドレナリンが必要になります。状況によっては急がなければならず、コミュニケーションに緊急性が生じます

こちらの計画をすべて知っている対戦相手をどうしたら倒せるでしょうか? 私の理論では、チームの5人で効果的なコミュニケーションを行うと、「ウォールハック」の状況に限りなく近づきます。孤立したプレイヤーは、自分の置かれた環境から得られた視覚的および聴覚的な手がかりのみを頼りに、マップや敵の位置を頭の中でイメージします。

複数の敵を見たり会話を聞いたりする可能性があり、それは装備についても同様です。こうした情報に基づいて、すぐ近くに何人いるのか見当をつけます。しかし根本的に、正確で完全なイメージを作り出すための情報が不足しています。そのため、チームはマップ全体から情報を得て、状況を正しく評価する必要があります。

一例を挙げてみましょう。Infernoで攻撃側をプレーしていると考えてください。15秒後、3つのHEグレネードがバナナエリアに投げ込まれた音をチームメイトの一人が聞き、もう一人は2つの焼夷グレネード(1つはクアッドエリアからミドルに、もう1つはアパートメント内で)投げられた音を聞きました。

これらの手がかりが全てグループ内で共有されたら、特定の時間に敵の正確な位置をイメージするために十分な材料を得られます。チームメイトとのコミュニケーションの質、精度、スピードは、全員が敵の位置を正しくイメージするのに役立ち、その結果、適切な判断ができるようになります。CS:GOでは状況が常に変化するため、自分がいる場所で起こっている変化や展開についてチームメイトに知らせることが最も重要です。

たとえば、3か所のスモーク、2つの焼夷グレネード、膨大な数のステップで「フェイク」されたとします。しかし5秒後にそれ以上何も聞こえなかったら、チームメイトにすばやく知らせる必要があります。ここまでで述べた「イメージ」とは、実際は動画に近いものであり、状況を完全に把握するために継続的に更新する必要がある一連のイメージのことです。

精度

コミュニケーションとは、情報の発見と共有だけでなく、行動にも関係するものです。理論的には、戦略がよく計画されていればチームのメンバー間でのコミュニケーションは少なくて済む一方、すばやく正確に対処する必要がある偶然性の要素は常に発生します。

「ラウンドの計画をどう立てたか」と「実際の状況がどう悪化したか」との差異は、コミュニケーションを通じて埋める必要があります。引き続きInfernoを例にとり、あなたの計画は防御側でバナナエリアを支配することだと考えてみましょう。突然攻撃してきた敵の数が予想をはるかに上回り、あなたは後退してボムサイトBに立てこもらなくてはなりません。

あなたは援護を求めなければならず、組織的な対応の良し悪しは、ほぼあなたのコミュニケーションのみによって左右されます。ラウンドの勝敗が瞬時に決まる場合もありますが、あなたがチームメイトに求めたフラッシュグレネードが適時に届くかどうかによって、敵を追い払えるかどうかが変わります。

ここでも、あなたの依頼の緊急性と正確性が違いを生む可能性があります。私たちはコミュニケーションによって、協力して組織的に取り組むことができます。チームプレーに大きく依存するゲームでは、コミュニケーションの重要性を軽視することなどできないのです。 

感情と口調

最後に、コミュニケーションの感情的な側面に簡単に触れておかなければなりません。ここではチームメイトに送るメッセージの内容ではなく、その形式についてお伝えします。あなたが情報を伝える際の口調、速さ、ため息、勢いなどを考えてください。

相手がどこを攻撃するか、またはボムサイトをどのように防御するかを正しく視覚化できれば、ラウンドに臨む際に大きなアドバンテージを得られます。

大げさではなく、同じ内容でもチームメイトへ与える影響がさまざまに変わってきます。良いものであれ悪いものであれ、感情はゲーム中のどんな時でも広がり、チームメイトに悪影響を及ぼす場合があります。3人の敵が迫っていると落ち着いて伝えれば、チームメイトは冷静さと落ち着きを持つことができますが、取り乱して叫べば、チームメイトはストレスを感じてイライラするでしょう。

もちろん、これらは連続した感情の両極であり、現実にはそう簡単なことではありません。ここでは、あらゆる情報を風の中のささやきのように明確に話すべきだと言っているわけではありません。たとえば、爆弾が爆発するまで8秒しかない場合など、数秒で決断しなければならない状況では、大量のアドレナリンが必要になることもあります。状況によっては急がなければならず、コミュニケーションに緊急性が生じるのです。

要するに、チームメイトに与える影響を全員が意識する必要があるということです。チームメイトを鼓舞することも、落胆させることもできます。チームメイトを落ち着かせることも、イライラさせることもできるのです。どのようなプレイヤーでも、次回プレーする際には「コミュニケーションの方法」をよく考え、頭の片隅に入れておくことを強くお勧めします。誰でもきっと、その点を改善できるはずです。

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筆者について

Mathieu Quiquerez

Now retired from being a professional player for teams including LDLC and Titan, Mathieu “Maniac” Quiquerez has become a widely recognised CS:GO analyst, featuring at events such as ESL One New York and the BLAST Pro Series. Alongside his immense knowledge of the game and its past iterations (having competed in CS:GO, CS: Source and CS 1.6), Mathieu is also the third highest earning Swiss esports player of all time.

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