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11 7, 2019
11 7, 2019

League of Legendsの各種ロールの説明

League of Legends(LoL)にはどのようなロールがありますか?

ジャングラーは何を行うのですか?

APCとは何ですか?

LoLのロールと、メタに与えるその影響

League of Legendsの各種ロールの説明

ロールとは、LoLのプレイの基盤になるものです。ロールの意味がわかっていなければ、League of Legendsのゲームを理解するのは難しいでしょう。たとえば、あるチャンピオンがただ立っているだけで何も攻撃しないのはなぜでしょうか? そのような疑問を持ったことのある方のために、この簡易ガイドが、知っておくべきあらゆる情報を説明します。

League of Legends(LoL)にはどのようなロールがありますか?

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マークスマン/ADC

一般にマークスマンとして知られている攻撃ダメージキャリー(Attack-Damage Carry、ADC)は、チーム内で物理的なダメージ攻撃を主に担当するチャンピオンです。通常、ADCは敵チーム全員に対してかなりのダメージを与えます(ただしタンクは例外となる場合があります)。その反面、ADCの体力と防御力は比較的弱く、ADCは「squishy」(「へなへな」の意。簡単に死んでしまうことを表す)と言われています。しかし、この弱点は、通常はサポートチャンピオンによって補われます。

ADCは、主にその体力の低さから遠距離攻撃をすることの多いチャンピオンが担当しますが、その主な役割は、(レーニングフェイズ中は)他のADCを倒すこと、およびチーム戦闘においては最大の脅威に優先的に対処する(タンクを妨害する)ことにあります。このタイプのチャンピオンは、チームにとって最も重要なロールの1つであり、通常はマップのボトム(ボット)レーンに配置されます。

レーニングフェイズ中にこのチャンピオン(とサポート)がレーンをスワップしてマップのトップ側でプレイすることは、あまりありません。一般に、これは高レベルのプレイにおいて行われます。一方の側に維持力やハラス力の強いソロレーナーがいて反対側にはいない場合、レーンをスワップすることによってゲーム序盤で味方を優位に立たせることも可能なケースがあります。

LoL-Roles-Support.jpg

サポート

サポートプレイヤーはADCと組みます。主にADCを補佐して、敵を倒したり、能力を守ったり、ワードやトリンケットを使ってADCや他のチームメンバーの視界を確保したりするために、あらゆる手を尽くします。一般にダメージが低くヒットポイントが高いサポートは、ダメージをタンクしたり敵の猛攻をかく乱したりするためにも有効に使えます(よりダメージの高いチャンピオンが敵を消せるようにする)。

サポートは、レーニングフェイズ中にADCの補佐に使えますが、チーム戦闘へのエンゲージにおいても大きな役割を果たすことができます。Threshなどのサポートチャンピオンは、その能力を使ってポジション外(あるいはポジション内)の敵側チャンピオンにフックを当て、強制的にチーム戦闘およびエンゲージに持ち込むことができます。たとえば、スレッシュが敵チームのADCにフックを当てると、そのADCが引き寄せられて、敵チームの他メンバーがエンゲージに誘導されます。

常に当てはまるわけではありませんが、ジャンナなどのヒーローはつむじ風で敵チームを攻撃でき、モンスーンを使って敵チームを追い払うことでチーム戦闘をディスエンゲージすることも可能です。また、Sonaは、究極スキルであるクレッシェンドで、エンゲージすることもディスエンゲージすることもできます。

サポートチャンピオンにはさまざまなタイプがあり、防御寄りのサポートもいれば、攻撃的プレイを好むサポートもいます。しかし、ほとんどは、その両方の能力をある程度備えています。

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ジャングラー

サモナーズリフト(LoLのマップ)には3つのレーンがありますが、チャンピオンは5人なので、ジャングラーはほとんどの時間をマップ内のレーン間の場所で過ごすことになります。この場所はジャングルと呼ばれます。ジャングラーを使用する主な理由は、サモナーズリフトで最大量のゴールドと経験値(XP)を一気に手に入れるためです。

ジャングラーはジャングル内でゲームを開始し、ゲーム序盤のほとんどをそこで過ごします。これにより、ジャングラーは自身のゴールドとXPを増大させることができ、いずれ、これを活かしてガンクを開始できます。一般に、これはゲーム開始後数分以内か4~7分の間に行われます。ガンクレーンと同様、ジャングラーは、ドラゴンとバロンの両方の周囲に良好な視界を確保する上で、および常に両側からプッシュされる可能性のあるミッドレーンチャンピオンを補佐する上で、重要です。

ジャングルをコントロールすることにより、特に、多くのゲームの勝敗が決する序盤において、ローテーションのコントロールおよびマップの主要焦点のコントロールが確保されます。

これは、ジャングラーに関する最後の要点、つまり税の支払いと関わりがあります。ガンクを行うには、税の支払いが必要です。税を支払わなければ、ジャングラーがあなたのレーンを避けても致し方ありません。要するに、ジャングラーの助けを借りる場合、ジャングラーがクリープウェーブを受けても驚かないでください。

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ブルーザー/タンク–トップレーン

ブルーザー/タンクは通常、レーンスワップが起こらないかぎり、トップレーンのチャンピオンです。

ADCとサポートがレーンをトップチャンピオンとスワップする場合があります。一方の側に維持力やハラス力の強いソロレーナーがいる場合、レーンをスワップすることによってゲーム序盤で味方を優位に立たせることも可能なケースがあります。

トップレーナーにはさまざまなタイプがありますが、一般的に、チームは「タンク」チャンピオン(多くのダメージに耐えられる)とともにプレイします。彼らは相手チームの真ん中に送り込まれ、焦点になったり、敵ADCのかく乱または攻撃を試みたりします。

Malphiteなどのチャンピオンは、体力と防御の基本スタッツが優れているだけでなく、レーニングフェイズ中あるいはゲーム中盤~終盤に敵チームを即座にエンゲージさせることができます。私たちが言及したトップレーナーについて過小評価されているもう1つの要素は、ガンク能力です。

一般に、試合中にこれが起こることはないかもしれませんが、他者が動き回り始めるまでトップにとどまるトップレーナーもいれば、無防備な敵を捕らえて確実にキルしようとミドル(ミッド)レーンや敵のジャングルに向かって歩き回るトップレーナーもいます。

タンクチャンピオンが引き起こす陽動のおかげで、攻撃ダメージの高いその他のチームメンバーが、プレイヤーを消すことができます。プレイヤーはゲームの後半に向けて力を残しておく必要があるので、このロールにとってレーニングフェイズはきわめて重要です。

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APC–ミドル(ミッド)レーナー

魔力キャリー(Ability-Power Carry)、APCとも呼ばれます。このロールは、ほとんどいつもマップのミドルレーンで使用されます。一般に、ADCと並んで最大量のダメージを与えるチャンピオンです。APCは通常は遠距離攻撃を行いますが、ピックされた内容によってはどちらでも可能です。Dianaのようなチャンピオンは、遠距離攻撃でハラスして距離詰め能力でフォローアップすることができます。

遠距離攻撃チャンピオン(Ahriなど)は、ポーク(遠距離から敵に到達できる能力を使うこと)して、究極スキルを使う激しいエンゲージに至る前に、安全な位置から敵のチャンピオンを疲弊させます。ただし、その反面、これらのタイプのチャンピオンは防御の基本スタータスと移動スピードが低いため、著しく「squishy」です。

マップの中央にいるミッドレーンプレイヤーは非常に重要です。このプレイヤーはさまざまな位置からガンクを受ける可能性があります。レーン内で範囲を拡大しすぎて背後から忍び寄られるのはよくあることなので、このロールでは、マップをよく把握することと視界をうまく利用することが重要です。

レーン内でガンクを受ける可能性もありますが、Katarinaなどの機動的なミッドレーナーはローミング能力が高く、クリープウェーブから逃れたり、状況に応じてマップのさまざまな部分をすばやく動き回ったりできます。レーン内のプレイヤーが誰であれそのプレイヤーのために圧倒的な状況を作るには、これをジャングラーとも組み合わせることが可能です。

最も手に負えないミッドレーンプレイヤーの1人として知られるのが、韓国のLCKでプレイするT1の"Faker"です

LoLのロールと、メタに与えるその影響

LoLのゲームでの一般的なロールには、次のようなものがあります。

トップレーン

  • タンク/ブルーザー

ジャングル

  • ジャングラー

ミッドレーン

  • APC

ボットレーン

  • ADC
  • サポート

この順番は、5人プリメイドでプレイする場合に5人の重量級ADCチャンピオンでミドルをラッシュしようと決めていないかぎり、あまり変わりません。

その理由の大部分は、各チャンピオンが行える各レーンの扱い方に由来します。前述したように、トップレーナーは一般的に防御と体力の基本スタッツが比較的高く、ソロレーナーになる能力があります。ミドルレーンは、可能であれば自力回復できて歩き回れることが必要です。ジャングラーはジャングルにいます。ボトムレーンにはADC(基本体力が低い)と、それを支援するサポートがいます。

ただし、完全にそれを中心として展開するわけではなく、まったく別の問題であるオブジェクトコントロールも関わってきます。要するに、ボトムレーンはドラゴンに比較的近く、ジャングラー、(もしかしたら)ミッド、およびボトムレーンの同時攻撃が可能です。一方、トップは比較的バロンに近いところにいます。

ロールの知識はLoLのベッティングにどのように役立つのでしょうか?

たとえば、レーンスワップからは、ゲーム序盤の展開に関する多くの情報が得られます。試合の重要な局面で、良好な視界を持ってガンクにアプローチしているジャングラーがいたら、今後誰が有利になる可能性があるか判断できます。また、たとえばADCが「squishy」かつ視界不良であったりサポートが遠く離れていたりするのがわかった場合なども、これらのロール知識をリーグ・オブ・レジェンドのライブベッティングに応用できます。

どのようなeスポーツでもそうですが、ゲームを理解しないままベットを行っても成功は望めません。リーグ オブ レジェンドのロールを理解すると、ある時点での状勢と今後の展開の基本的な情報を把握でき、戦略を練るのに(あるいは、単純にゲームをより楽しむために)役立ちます。

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筆者について

Stuart Bridges

この10年、対戦型ゲームとeスポーツの進化に積極的に関与。ここに至るまでに、オンライントーナメントやオフラインイベントの編成など、多彩なプロジェクトに取り組んできました。現在は、Pinnacleの記事を執筆し、専門的な知見を伝えています。

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