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6 14, 2023
6 14, 2023

プロプレイでミリオとユーミが解禁

リーグ・オブ・レジェンドのミリオとは?

リーグ・オブ・レジェンドのユーミとは?

ミリオとユーミがプロプレイにもたらす影響は?

プロプレイでミリオとユーミが解禁

リーグ・オブ・レジェンドは、プレイできるチャンピオンの豊富さで有名です。ただ、時には開発者が意図したとおりのゲームバランスとならない場合もありますMSI以前のユーミとミリオもそうでした。プロプレイでは強すぎてしまうのです。

ここ2年ほどのリーグ・オブ・レジェンド(LoL) eスポーツをチェックしてきた方ならお気づきかもしれませんが、先日のロンドンMSI開催中に、あるチャンピオンが選択肢から削除されました。ここ数年にわたりプロプレイでは一貫してピックorバンとなっていた、とある猫が姿を消したのです。その猫は、ゲームに参加したい新規プレイヤーだけを対象にしているわけではないというRiotの主張にもかかわらず、です。もちろんユーミは、一般のプレイヤーだけでなくプロプレイヤーの間からも、多くの不満が上がる対象となってきました。主な原因は、ユーミのスキルセットが強力すぎるわりに欠点がほとんど見当たらないというものです。ユーミは確実に安全な状態でダークシールをスタックできる対象指定不可のエンチャンターであり、ユーミがくっついているキャリーには、ラバドン・デスキャップに相当するAPと、筋骨隆々のサイオンを上回るほどのサステインを付与します。どう考えても誰もが納得できる能力にはみえません。そして実際にそうではなかったから使用不可となったのでしょう。

Riotは長年にわたり「ユーミはアカリのような機動力のある暗殺者と同じくらいマスターするのが難しい」という考えを押し通し、さらに、ユーミの勝率が初心者からプロレベルに至るまで、53%であるという事実を無視し続けてきましたが、やっとこの猫の弱体化に取り組むことを決めました。今回の変更は簡単に言うと、ユーミのQの命中率を下げ、Eで回復する代わりにシールド効果を付与する、そしてRで仲間を回復する、という点になりそうです。ユーミのスキル上限アップの試みは、パッシブの変更というかたちになりました。今後はレベルアップでスキルを習得すると仲間を回復できるようになります。

スキルの大部分を大幅に見直した結果、ユーミはナーフされた状態のままとなりました。これはライズが少なくとも年に1度は陥る状況と同じです。リーグのプレーオフに先駆けて年頭に大規模な修正を受けたため、ユーミの勝率は40%台前半に留まりました。しかしMSIが終了し夏に向けての準備が始まった今、プロプレイヤーがステージゲームで確実に使えるチャンピオン勢の中に、ユーミが復活する日はすぐそこまで迫っています。そこで、こんな疑問が生まれます。このリワークによって目標は達成されたのだろうか、と。

リワーク直後のコミュニティからの反応は、「目標は達成されなかった」というものでした。これは「新規プレイヤー」向けというユーミの立ち位置を明確に反映するために、ストア内のチャンピオンセクションでユーミが値下げされた後も変わっていません。スキルセット全体の変更にもかかわらず、根本的にはユーミが今のところ最もプレイしやすいチャンピオンであることに変わりないのです。ユーミは今も、エンチャンターが利用できる中でかつてないほど効率的なビルドパスに頼った能力を備えていますし、その間は相変わらず対象指定不可です。

プロプレイにおいて、ユーミとゼリの組み合わせはタンクのサステインと耐久力、狡猾なアサシンの機動力、ビクターがゲーム終盤に見せる破壊力のすべてを併せ持つことで知られています。どちらかと言えば、今回の変更でこの組み合わせがパワーアップしたのではないでしょうか。今年の後半にかけてジンクス、アフェリオス、そしてゼリ/ユーミの間のスリーウェイハンドシェイクが開発されるとみて間違いないでしょう。しかし、こうしたアイテムの変更が新たに導入されてもなお、エズリアルがこっそり付け入るチャンスは常にあります。

さて続いては、RiotがLoLのロースターに追加したばかりの火炎系エンチャンター、ミリオの登場です。炎は破壊、パワー、そして大抵はグラスキャノン(攻撃力は高いが防御力やスタミナに欠けるキャラクター)の象徴と思われがちですが、こうした元来のキャラクターの典型を覆す試みとして、ミリオは生きるうえでの火の大切さに重きを置こうとしています。しかしこれが、プロプレイにどのような影響を与えるでしょうか。

ミリオは初めから基本のスキルセットを持っています。パッシブスキルは味方に炎上ダメージを付与します。Qは範囲内の行動妨害効果、Eは味方の移動速度を上げるシールドです。ごく標準的な、サポート中心のチャンピオンによくあるスキルです。しかし、プロプレイでミリオを使用する際の核となるのはWとRだと、私は予想します。

ミリオのW「癒しの焚き火」は、味方を追従するゾーンを回復するAoEを作り出し、その範囲内で味方の体力を回復しながら射程範囲を延長する効果があります。射程範囲については、LoL上位レベルでは評価を大きく二分する数値になるかもしれません。スペーシングとメカニカルスキルに長けたプレイヤーなら、このメリットを容易に活用して敵の射程範囲外に移動し、遠くから安全にダメージを与えることができるでしょう。たとえばケイトリンは、メタを定義する攻撃ダメージキャリー(ADC)です。ケイトリンの数字がよいときは、LCKのメカニカルスキルに長けたプレイヤーたちが、ケイトリンの優れた射程範囲をうまく利用して他のADCをレーンから追い出し、ウェーブに近づかせないようにしてレーンを完全に支配することも多く、追い出されたADCはゴールドと経験値が枯渇した状態となります。ミリオのWは、これと同じメリットを他のチャンピオン相手に再現できる可能性があるのです。ひょっとすると、ケイトリンに匹敵する存在としてミリオをピックした場合、ケイトリンが持つメリットを拡張する、あるいは軽減する可能性すらあります。実際にプロプレイでのアクションを目にするまでは、ミリオのこのスキルがどれだけメタを動揺させるかは未知数です。

ミリオのスキルセットの中でもうひとつ、目を引くユニークなものがRです。これは言わばクイックシルバーサッシュのAoEです。これはミリオの周辺にいる味方の行動妨害効果を解除するスキルなのですが、かなり強力なのです。ボイスチャットを使うとソロキューよりもプレイで連携しやすくなるため、常にプロプレイには設定が簡単なお気に入りのチャンピオンがいます。ツイステッド・フェイト、レネクトン、パンテオン、レオナなどが歴代の人気チャンピオンです。これらのチャンピオンには共通点がひとつあります。それは、ポイント・アンド・クリックCCスキルです。ポイント・アンド・クリックCCとは、射程範囲内に入っていることを条件に、敵を簡単にスタンしてスキルショットを命中させることを言います。また、ターゲットが動かないため、味方(ニダリー、エズリアル、ラックスなど)による高ダメージスキルのお膳立てをするのも簡単です。プロプレイにおけるエンチャンターは、発動すると味方のCCを解除できるアイテム「ミカエルの祝福」を優先することが多いかもしれません。多くのハードなCCとのコンプに対抗してキャリーに使用するためです。しかし今後は、2,300ゴールドを支払わなくても、レベル6になればミカエルの祝福と同じことができるようになるエンチャンターがいます。今シーズンだけでも、ミリオはプロプレイで引っ張りだこになるだろうと予想しています。

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筆者について

Jacob Crick

A Computer Scientist who’s been following CSGO since 2015 and League since 2019. Jacob has a passion for the continued growth of the Esports scene, looking for ways to facilitate connections between fans and players.

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