9 17, 2017
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サッカーベッティングにおけるレフェリーの重要性は?

ベッターはレフェリーの統計データをどう活用できるか?

もっともカードを切られているのはどのチーム?

レフェリーはホームチームに有利な判定を下すのか?

サッカーベッティングにおけるレフェリーの重要性は?

サッカーの試合には、対戦する両チームいずれのプレイヤーでもないのに、最終結果に大きな影響を及ぼしうる人物が1人います。レフェリー(主審)です。それではサッカーにおけるレフェリーの重要性とは、どの程度のものなのでしょうか?そしてベッターはなぜ、賭ける前にレフェリーの統計データを確認しておくべきなのでしょうか?詳しくは続きをお読みください。

レフェリーが下す判定のうち、試合への直接的影響がもっとも大きいのはおそらく、78.3%の確率で得点につながるペナルティでしょう。また、選手を退場させた場合や、ペナルティや退場の判断を下すべき時に下さなかった場合にも、試合の結果は大きく変わってきます。

サッカーファンにとっては、レフェリーが正しい判定を下したかどうか議論することも楽しみのひとつ。レフェリーが正しいか否かに関係なく、その判定はベットに大きな影響を及ぼします。ベッターにとっては幸いなことに、各レフェリーのデータはネット上に広く公開されています。また、各試合のレフェリーは約1週間前に発表されるので、賭ける前にリサーチをする時間は十分あります。

Arsenaはリーグ戦では平均して、10.5試合に1人の退場者を出しているのに対し、地元のライバルTottenham Hotspurは平均して19試合に1度しかレッドカードを切られていません。

1対1のドローに終わった、先日のManchester City対Evertonの一戦を見てみましょう。Bobby Madleyはこの試合の前半、Kyle WalkerとMorgan Schneiderlinの両者にイエローカードを切っています。2016/17年シーズンの統計を見ると、Madleyはどのレフェリーよりも多くのイエローカードを切っていることが分かります。また、カードはLa LigaやBundesligaなど、異なる欧州リーグによっても取り扱いが違ってきます。

こうした知識で武装しておけば、ベッターはイエローカード2枚によってレッドカードが切られる可能性を予測し、然るべくベットすることができたはずです。案の定、この試合では両選手とも、その後2枚目のイエローカードを食らって退場処分を受けました。もちろん、毎試合そうなるとは限りませんが、こうした事例は、レフェリーの情報が少しでも頭に入っていれば報われる可能性があることを示しています。

時期による違いはあるのか?

レフェリーについて調べてみると、イエローカードの数は時期によっても違うということが分かります。

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こうしたデータは、前述の試合では、さらにイエローカードが切られることを予想できたかもしれないという説に説得力を加えます。なぜならこの一戦は、カードが比較的よく切られる、シーズン序盤の月に行われていたからです。どうしてそういう事が起きるのかはともかく、知っておけばベットに役立つのは確かです。

2017/18年のPremier Leagueではこれまでに、16人のレフェリーが起用されています。過去8シーズンでは平均18.7人のレフェリーが使われているので、もう何人か増える可能性はあります。また、どの年も1、2試合しか出場しないレフェリーが数人います。それでも今シーズンのレフェリーの顔ぶれはおおむね分かっており、有益なデータはないか調べることは可能でしょう。

これらのレフェリーの過去8シーズンのデータを集計してみると、サンプル量に大きな開きが出ることが分かります。これは好ましいとは言えません。Mike Deanが237試合でもっとも多く、もっとも少ないGraham Scottはわずか13試合しか主審を務めていません。それでも得られる知見はあります。ここではPremier Leagueで100試合以上主審を務めたレフェリーに絞って、分析を進めていきます。 

ペナルティ

まずはペナルティです。過去8シーズン全体では平均して4試合に1回、ペナルティが与えられています。ただし、ペナルティが与えられる頻度は当然のごとく、レフェリーによって異なります。2.8試合に1回(Mike Dean)から6.2試合に1回(Neil Swarbrick)まで、その数字には大きな隔たりが見られます。

さらに、その試合の対戦チームも因子に含めることができるので、次に各チームのペナルティの統計を見ていきます。例えば過去2シーズンのBournemouth戦では、2.9試合に1回の割合でペナルティが与えられています。BournemouthがWatford(3.3試合に1回の割合で敵か味方へのペナルティが発生)と対戦し、レフェリーがMike Deanだった場合、過去のデータに照らせば、この試合でペナルティが与えられる確率はかなり高いと考えられます。

反対にNeil SwarbrickがSwansea City(トップリーグへ復帰後、5.3試合に1回の割合で敵か味方へのペナルティが発生)とSouthampton(4.8試合に1回)の試合を裁いた場合、ペナルティが与えられる確率は大幅に減少すると思われます。ペナルティにベッティングする際は、サッカーベッティングにおけるペナルティの重要性を知っておくと良いでしょう。

レッドカード

他の統計データでも同様の分析が可能です。例えばレッドカード。過去8シーズン全体では6.4試合に1枚の割合で切られています。Lee Probertは平均5.0試合に1人の割合で選手を退場させました。一方、Neil Swarbrickはその半分程度しかレッドカードを切っていません。

チームの観点から調べていくと、ノースロンドンの両クラブの数字を見るだけでも、チームによって退場処分を受ける頻度が大きく異なることは明らかです。Arsenaはリーグ戦では平均して、10.5試合に1人の割合で退場者を出しているのに対し、地元のライバルTottenham Hotspurは平均して19試合に1度しかレッドカードを切られていません。

地の利はあるのか?

ホームチームの勝利、ドロー、敗戦数を、試合を裁いたレフェリーごと分析したデータも利用できます。これもまたサッカーにおけるホームチームアドバンテージを見ていく際には、考慮に入れるべき因子です。

過去8シーズン全体では平均して4試合に1回、ペナルティが与えられています。2.8試合に1回(Mike Dean)から6.2試合に1回(Neil Swarbrick)まで、その数字には大きな隔たりが見られます。

ホームチームが勝利する確率は全体では約46%ですが、今回もまたレフェリーによって差が見られます。面白いのはトップがLee Probert(51.6%の確率でホーム側が勝利)で、ワーストがNeil Swarbrick(同39.3%)と、レッドカードの統計とよく似た結果が見られることです。

ベッティングを強化するシステムはどれもそうですが、こうしたレフェリーの統計を用いたアプローチは決して完全無欠ではありません。あるレフェリーがカードやペナルティを与える傾向が強かろうと低かろうと、最終的にその判断にもっとも大きな影響を与えるのは、ピッチ上のプレイヤーの行動であるからです。

また、レフェリーが担当する試合によっても様々な影響を受けます。ホーム側が勝利する確率は対戦チームの顔ぶれによって、平均46%を大きく上回ることも、下回ることもあるのです。そうは言っても、レフェリーについて少しでも調べておくと、試合展開を予想する上で役立つ知見が得られることは確かでしょう。

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