3 3, 2017
3 3, 2017

Premier Leagueチームのハンディキャップベッティングでの成績

過去のデータを使ってベッティングを強化する方法

予想を上回るパフォーマンスを安定して見せているチームは?

評判倒れのチームは?

Premier Leagueチームのハンディキャップベッティングでの成績

より多くのベッターが割のいいオッズを求めて、従来の1X2のサッカーベッティング市場から、ハンディキャップ市場へと流れていく傾向にある昨今、ハンディキャップベッティングで利益を得る方法を知っておくことは、ライバルに先んじる意味でも重要です。この記事では、ピナクルのハンディキャップベッティング市場における過去のパフォーマンスを、Premier Leagueベッティングに役立てる方法を説明します。 

ハンディキャップベッティングとは? 

ハンディキャップベッティング(「スプレッド」と呼ばれることも)とは、ブックメーカーが決定する架空の得失点(ハンデ)を加味して、マッチの結果にベットする賭け方を言います。ブックメーカーが対戦する2チームの客観的な能力差を均等化することを試みる、ハンディキャップベッティングでは、データ重視派のベッターにとっては従来の1X2のサッカーベッティングに比べて、価値のあるオッズを獲得しやすくなります。

過去のハンディキャップベッティングデータから分かることは?

下の表は、現在のPremier League所属チームの過去7シーズンにわたる、ハンディキャップ市場でのパフォーマンスを示したものです。どのチームがピナクルの予想を上回るパフォーマンスを残し、どのチームが期待を裏切ったのかが一目で分かります。

昨シーズンはLiverpoolが過去7年で初めて、50%のスプレッドカバー率を達成しました。

1X2のような伝統的なマーケットの分析からは、チームがどのくらいの頻度で勝ち、引き分け、負けるのかと、各結果に対するオッズが判明するだけです。しかしながら、チームのパフォーマンスをハンディキャップベッティングの観点から分析することで、そのチームが市場の予想に対し、どの程度のパフォーマンスを発揮できたのか知ることができます。これにはピナクルのクロージングオッズを用います。なぜならこうしたオッズは、有益な情報集団の知恵(集合知)を反映した数字であり、結果が生じる確率をもっとも正確に評価したものであるからです。 

ハンディキャップ市場でいずれかのチームにベットし、そのベットに勝った場合、ベッターが賭けたチームは「ハンデをカバーした」と呼ばれます。基本的には50%以上の確率でハンデをカバーしたチーム(その割合を「スプレッドカバー率」と呼びます)は、ハンディキャップベッティングでブックメーカーを打ち破ったと考えてよいでしょう。

2010/11-2016/17年シーズンのPremier Leagueのハンディキャップ成績

チーム

2010/11

2011/12

2012/13

2013/14

2014/15

2015/16

2016/17

平均

Arsenal

39.50%

42.10%

44.70%

57.90%

42.10%

47.40%

44.70%

45.50%

Bournemouth AFC*

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

34.20%

52.60%

43.40%

Brighton and Hove Albion*

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Burnley*

N/A

N/A

N/A

39.50%

39.50%

N/A

50.00%

43.00%

Chelsea

34.20%

28.90%

52.60%

57.90%

47.40%

28.90%

54.10%

43.40%

Crystal Palace*

N/A

N/A

N/A

50.00%

57.90%

47.40%

42.10%

49.40%

Everton

42.10%

39.50%

42.10%

44.70%

44.70%

50.00%

52.60%

45.10%

Huddersfield Town*

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Leicester City*

N/A

N/A

N/A

N/A

44.70%

71.10%

42.10%

52.60%

Liverpool

39.50%

31.60%

39.50%

44.70%

39.50%

39.50%

50.00%

40.60%

Newcastle United*

47.40%

60.50%

44.70%

44.70%

31.60%

39.50%

N/A

44.70%

Manchester City

42.10%

57.90%

34.20%

55.30%

52.60%

36.80%

39.50%

45.50%

Manchester United

47.40%

52.60%

47.40%

44.70%

42.10%

47.40%

47.40%

47.00%

Southampton*

N/A

N/A

50.00%

50.00%

50.00%

52.60%

39.50%

48.40%

Stoke City

50%

52.60%

55.30%

63.20%

55.30%

52.60%

50.00%

54.00%

Swansea City*

N/A

50.00%

47.40%

39.50%

47.40%

47.40%

45.90%

46.30%

Tottenham Hotspur

42.10%

52.60%

55.30%

50.00%

52.60%

50.00%

53.80%

50.90%

Watford*

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

44.70%

41.00%

42.90%

W.B.A.

52.60%

52.60%

47.40%

47.40%

52.60%

55.30%

60.50%

52.60%

West Ham United*

44.70%

N/A

52.60%

47.40%

52.60%

60.50%

42.10%

50.00%

*7シーズン連続ではPremier Leagueに所属していないチーム。

Stoke City - 予想を超えるパフォーマンスを安定して発揮

Premier Leagueへの昇格を勝ち取って以来、Stoke Cityは14位以下でフィニッシュしたことがありません。Tony Pulis指揮の下、鉄壁の守備で知られた「ポッターズ」ですが、2013年にMark Hughesが監督に就任して以降、チームのプレースタイルは劇的に変化しました。

過去7シーズンのスプレッドカバー率がいずれも50%を超えたのは、Stoke Cityだけです。

監督の交代後、チームのスプレッドカバー率が過去最高の数字(2013/14年シーズンの63.2%)を記録したのは確かですが、実際には2010/11年シーズン以降、驚くほど安定した数字を残しています(平均54%)。過去7シーズンのスプレッドカバー率がいずれも50%を超えたのは、Stoke Cityだけです。

今後もこうした傾向が続くのであれば、シーズンを通してStoke Cityのハンディキャップオッズ(例えば、格上チームとの対戦ではStoke City +1、実力的に互角のチームとの対戦ではStoke City 0など)へ賭けることで、たとえチームがマッチに負ける、あるいは僅差で勝ちを拾った場合でも、利益を増やすことができそうです。

Liverpool – 看板倒れのパフォーマンスが続く

Liverpoolは、チームの名声がハンディキャップオッズに影響を与える典型的な例です。1990年のリーグ制覇を最後に、彼らは期待を裏切り続けています。Liverpoolの過去7シーズンのスプレッドカバー率は平均40.60%しかなく、これは同期間リーグに所属したクラブの中では抜きん出て悪い数字です。

実のところ、Liverpoolが50%のスプレッドカバー率を達成したのは過去7年間で、昨シーズンが初めてのこと。つまりベッターにとっては、Liverpoolの対戦チームがスプレッドをカバーするほうにシーズンを通じて賭けたほうが、低倍率の1X2マーケットでLiverpoolにベッティングするよりも、実入りが多いであろうことを意味します。

Tottenham Hotspur – 手堅いが、信頼できるチーム

Tottenham Hotspurは過去7シーズンにわたり、ほぼピナクルが予想したとおりのパフォーマンスを見せてきたチームのひとつ。2010/11年シーズンは42.10%まで落ち込んだものの、7シーズンの平均では50.90%のスプレッドカバー率を記録しています。

この平均値はハンディキャップベッティングでの利益を約束するものではない一方、ベッターはTottenhamのこうした安定感と信頼性を頼りに、今後のパフォーマンスの予想を立てることができます。つまり、スパーズが連続してスプレッドをカバーできなかった場合、過去のデータから、その後は成績の改善が見込めるわけです。

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Everton - 着実な成績アップに価値を見いだす

2011/12年シーズン以降、スプレッドをカバーする能力において着実な進歩を見せているチームが、Evertonです。David Moyesが指揮を執った最後のシーズン以降、トフィーズの平均スプレッドカバー率は一度も下がっていません。

チームのパフォーマンスをハンディキャップベッティングの観点から分析することで、そのチームが市場の予想に対し、どの程度のパフォーマンスを発揮できたのか知ることができます。

2015/16年シーズンまではベッティング市場の期待値という観点からは、満足のいくパフォーマンスを残せていなかったEvertonですが、同年には50%、昨年は52.60%(過去7シーズン全体では平均45.10%)のスプレッドカバー率を記録しました。

スプレッドをカバーする割合的には小さな進歩のように思えますが、Evertonが今後も改善を続け、市場の予想を上回るパフォーマンスを見せ続けるのであれば、2017/18年のPremier Leagueシーズンでは彼らのハンディキャップオッズに賭ける価値があるかもしれません。

ピナクルのハンディキャップ表を使って、Premier League所属チームの今シーズンのハンディキャップベッティング市場でのパフォーマンスの最新状況をチェックしましょう。

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