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スタンレーカップ優勝に王手をかけているベガス・ゴールデンナイツに対し、フロリダ・パンサーズが望みをつなぐためにはネバダ州パラダイスでの第5戦に勝つ必要があります。
フロリダ・パンサーズ対ベガス・ゴールデンナイツの予想
ベガス・ゴールデンナイツは、このスタンレーカップ・ファイナルで初戦から主導権を握り、第3ピリオドで連続して3ゴールを決め、第1戦に5対2で勝利しました。
次の第2戦では7対2の大勝利を収め、パンサーズの命運は尽きたように見えました。
第3戦ではフロリダは試合の大部分で後手に回り、事態はさらに悪化しているようでした。しかし、敵陣深く切り込んだフロリダは、試合後半にゴールテンダーを引き付けたマシュー・トカチュクが同点ゴールを決め、その後カーター・バヘーギが延長戦でゴールを決めて初勝利を飾ったことで、延長戦では無敗の記録を維持しました。
ただ、第4戦ではゴールデンナイツが試合終了間際の4対6のペナルティ・キルを含むフロリダの追い上げを阻止して勝利し、優勝に王手をかけたことで、流れはゴールデンナイツに戻りました。
3勝1敗とリードしているベガスが1.095*でシリーズ優勝の最有力候補であり、ホームアドバンテージを考慮しても1.598*と設定されているのも不思議ではありません。
これまでのところ、特にT-モバイル・アリーナで劣勢のフロリダについては、彼らがシリーズを第6戦まで持ち込める予想のオッズは2.470*と設定されています。パンサーズは記録的なシーズンを送ったボストン・ブルーインズを第1ラウンドで3対1で破りましたが、8.420*というオッズは、パンサーズがゴールデンナイツを相手に再び偉業を成し遂げるのは難しいことを意味しています。
パンサーズにとって最も気がかりなのは、スターフォワードのトカチュクの負傷状況でしょう。トカチュクは詳細不明の負傷により第4戦には限られた時間した出場しませんでした。
トカチュクはこれまで24ポイント(11ゴール、13アシスト)を記録し、プレーオフでのポイント数で首位に並んでいることから、彼が欠場したり出場時間が限られるとすれば、チームとしては優勝に望みをつなぐ可能性が低くなるでしょう。フロリダがこれまでの全4試合で規定時間内に決めたのはわずか2ゴールです。
セルゲイ・ボブロフスキーがホームの氷上で調子を上げたことで、フロリダはまだ優勝の可能性を留めていますが、ゴールデンナイツのアディン・ヒルが精彩を放っていたことから、パンサーズは攻撃面を更に強化する必要があります。
ヒルはプレーオフで180分間以上プレーしたゴールテンダーの中でセーブ率.934とトップに立っています。そしてこれまでの4試合中3試合でヒルはこの記録を上回っています。また、防御率2.11で3位にランクされ、2回の完封を記録しています。
ヒルはコーン・スマイス賞の話題でよく名前が挙げられますが、ジョナサン・マルシェソーもこれまで印象的なシリーズで好感度を上げてきました。
32歳の元パンサーの選手はフロリダ戦でここまで4ゴール3アシストを記録しており、現在プレーオフでのポイントは24ポイントで首位に並んでおり、ゴール数は13で同率1位となっています。
ジャック・アイケルはリーグトップの17アシストを記録し、23ポイントで4位にランクイン。すぐ下の5位にチームメイトのマーク・ストーンが21ポイントでランクインしていることから、ゴールデンナイツはフロリダよりも選手層が厚いようです。
ベガスはフロリダよりも強力なスペシャルチームであり、ファイナルシリーズではまだパワープレーゴールを決めていないものの、プレーオフではT-モバイル・アリーナでの11試合中8試合に勝利しています。
パンサーズにとって雲行きは怪しいようで、彼らの望みはトカチュクの健康状態次第かもしれません。
第5戦の試合開始は午後6時00分です。フロリダでの2試合では10ゴールだったのに対し、ネバダでの2試合では16ゴールが入っていることから、2.010*のオーバーにベットする価値はあるかもしれません。