一部のベッターは、打倒ブックメーカーという最終的な目的をもって何年もスキルを磨いています。中には別の仕事を目指して頑張っていて、そのスキルをベッティングに流用している人もいます。ベッティングに関して、人それぞれ異なる道を歩んでいるかもしれませんが、道のりは同じ場所から始まっています。それが学校です。では、ベッティングについて教室でどんなことを学べるでしょうか? 続きを読んでお確かめください。
ベッターには、あらゆるタイプの教育的背景を持つ人たちがいます。学校が好きだった人、嫌いだった人、学校に行かなかったという人もいるかもしれません。継続的な利益を保証するベッティングの普遍的な条件やアプローチというものはありませんが、基礎知識や学ぼうとする意志が成功の前提条件と考えられています。
この知識を得ることも大切ですが、その知識の応用こそ、ベッティングをする際に最も重要な部分になります。
定期的な読者の1人であるカナダ出身のDaveと最近連絡をとり、大学2年の年にどのようにしてスポーツベッティングと出会ったのか、説明してもらいました。Daveは経済学を専攻しており、その研究内容がベッティングの分野で役立つと感じました。経済学を学ぶことで、より論理的かつ合理的に考えられるだけでなく、ベッティングに直接応用できる概念を知ったのです。
高度な研究分野は、ベッターがベッティング市場で優位に立ち、利益を得るために確実に役に立ちます。しかし、教育の初期段階から知識を学び、教育システムの中で進級するにつれて知識を発展させることができます。
初等教育: 基礎
ギャンブルの制限により一定の年齢に達しないとベットできませんが、教育初期からベッティングに関連するトピック(あくまで間接的ですが)について学習し始めます。5歳から、子供たちはベッティングの成功に欠かせない数学の基礎を教わります。
分数と小数の知識は、ベッティングオッズが表すものを理解するときに役立ちます。さらに、確率の概念を教育の初期に教わります。オッズは確率を表すものなので、ベッターがオッズを理解したいと思ったら、確率を理解する必要があります。
ベッターが目指すのは、ブックメーカーが提示する結果の可能性(オッズ)を評価し、自身の確率を計算して、プラスの期待値を出す矛盾点を見つけてベットすることです。そのプロセスのほとんどで高度な知識が必要となり、確率の基礎を理解せずにそれを行うことは不可能です。
教育の初期に教わる代数関数の重要性を見過ごしてはいけません。ベッティングで利益を得るにはさらに学習が必要ですが、この基礎知識の上に積み上げていくことが、より複雑な理論やベッティングシステムの仕組み、予測モデルの構築に必要なものの理解に役立ちます。
10代: 中等教育
教育が進むと学生は確率理論を掘り下げ、10代に突入する頃に、ランダム性(と運)が意味することを理解し始めます。統計の学習も高校(中学)で始まり、標準偏差や回帰分析といったことを教わります。
ポアソン分布(平均値を使用して変数結果の確率を計算する)は、サッカーの試合などでスコア予想に役立つため、上級のベッターがよく使用しています。複雑な概念のように見えますが、ポアソン分布は通常15~16歳頃に教わります。ベッティングの状況を想定していなくても、同じ理論であることは間違いありません。
大学の課程: ベッティングでのキャリアを見つける
教育の次の段階は短期大学または4年制大学です(進学を選んだ場合)。学生は研究分野を絞り、特定のテーマに集中することが予想されます。ベッティングで学位を取得することが可能になりますが、そのような課程は比較的新しく、ベッティングの知識を深められる学位は他にもあります。
金融取引に関連する学位のほとんどが、ベッティングとつながっています。そうした学位はベッティングのときに必要とするスキル(リスクの評価、自分が手頃な「価格」だと信じるオッズでの購入)を求めるので、そのつながりは明らかです。金融トレーダーを目指して勉強している人のほとんどがベッティング(本質的には別の投資対象)に向いているといえます。金融取引関連の学問には、ベッティングと明確なつながりのある様々なコースがあります。
確率と統計の学位は間違いなく、ベッティングで稼ごうとしている人の役に立ちます。このレベルの教育は、ベッターが、過去の結果を利用して先の出来事を予測するモデルを構築(ベッティングの重要事項)したり、自身のスキルレベルをテストしたりすることにつながります。
教育は他にどのように役立つでしょうか?
数学はベッティングの本質的な部分ですが、それがすべてではありません。心理学やデータ科学を勉強し、ベッティングしようとする人たちは、そうした分野の教育がいかに役に立つか気づくでしょう。
- ピナクルのベッティング心理学の記事を読む
損失回避、ギャンブラーの誤信、ヒューリスティックのテクニックは、心理学の学位を持つ人なら親しみがあるはずです。彼らは、私たちがベッティングについてさらに学ぶ際に、大きな役割を果たすことになります。この点で、行動経済学(心理学と経済学の統合)は、ベッティングについて最も有益なテーマの1つと言えるでしょう。
行動経済学ではベッティングのときに必要とするスキル(リスクの評価、自分が手頃な「価格」だと信じるオッズでの購入)が求められるので、金融取引とのつながりは明らかです。
鋭いベッターなら、ベッティングにおける情報の大切さを知っているはずです。しかし、本当に重要なのは、情報を分析し、そこから値を抽出できることです。豊富なデータへアクセスできるのは好調なスタートと言えますが、ベッターがそのデータの処理の仕方や使用方法を知っていて初めて有益なものとなります。そのため、多くの人はRがスポーツベッティングの革新を推進すると信じています。
この知識の応用
この知識を得ることも大切ですが、その知識の応用こそ、ベッティングをする際に最も重要な部分になります。ベットをする前に検討すべきことはたくさんあり、ベッターが気を配らなければならない多くのことは教室では教えてもらえません。
上記の例は、教育を受けているときに、いかにして知らずにベッティングについて多くのことを学んでいるか、という点に注目したものです。また、そのような教育が欠けていても不利だと考える必要はありません。ベッターが数学の基礎、高度な統計学、確率理論、心理学が重要な理由、分析データの集め方を理解していても、成功するには自制心があり、熱心で我慢強くなくてはなりません。