ベッティングオッズの表示形式は住んでいる国によって異なります。中でも一般的なのは、デシマル式とアメリカ式の2つでしょう。しかし、その2つの具体的な違いは何でしょうか? それぞれのオッズ形式でリターンを計算し、一方のオッズの数値を別のオッズへ変換する方法はお分かりでしょうか?答えを知りたければ、ぜひご一読を。
表示形式の異なるオッズでリターンを計算する方法を掘り下げていく前に、どのオッズ形式を用いようと、得られる利益は変わらないことをお忘れなく。
アメリカンオッズ
100を基本単位として利益を表すオッズの表記方式。マネーオッズの場合、マイナス記号(-)が付いている場合は、100ドル獲得するために必要な金額を意味し、プラス記号(+)が付いている場合は100ドルのベット当たりに獲得できる金額を意味する。
デシマル式オッズで利益を計算する
デシマル式オッズは主にヨーロッパ、オーストラリア、カナダで使われており、そのベットから見込まれる、掛け金を含めた払戻金を、単純に数字で表したものです。
デシマル式オッズでの見込み配当を計算するのはとても簡単。提示されているデシマル式オッズに、ベットする金額を掛けるだけ。ただし、この配当金には賭け金も含まれることにご注意ください。例えばPinnacleの1X2サッカー市場では、以下のようなデシマル式オッズが用いられます。

オッズが2.270のChelseaに$100賭けた場合の予想配当金の計算:
オッズ x 賭け金 = 2.270 X 100 = 227
この配当金には賭け金の$100が含まれているので、見込み利益は$127となります。
オッズが3.390のLiverpoolに$100賭けた場合の予想配当金の計算:
オッズ x 賭け金 = 3.390 x 100 = 339
アメリカ式オッズで利益を計算する
アメリカ式オッズはその名のとおり、アメリカで普及しているオッズ形式です。最大の特徴はオッズの先頭に、例えば-110や+120のように、プラスかマイナスの記号がつくこと。マイナスの数字は、$100(または使用通貨での同等額)の利益を出すために必要なベット金額を、プラスの数字は$100(同じく、使用通貨での同等額)をベットした場合に得られる利益を示します。

上記のアメリカ式オッズの例では、-2.5のハンデがついたWashington Redskinsに$124を賭け、チームがハンデを加味した上で勝利した場合、オッズが-124なので、$100の利益(と$124の賭け金)を得ることができます。逆に、アメリカ式オッズで+112のDallas Cowboys(ハンデ+2.5)に$100を賭け、チームがハンデを加味した上で勝利した場合は、 $112の利益(と賭け金の$100)を得ることができます。
どのオッズ形式であれ、賭け金が増えるほど、ベットで見込める配当や利益は増加します。アメリカ式オッズでの利益計算法を理解する上では、$100をベットする例がもっとも分かりやすいですが、以下に、賭け金に関係なく、見込み配当を計算する公式をご紹介します。
アメリカ式オッズ(マイナス)の利益計算法
(100/オッズ) x 賭け金
アメリカ式オッズ(プラス)の利益計算法
オッズ x (賭け金/100)

例えば上のアメリカ式オッズなら、-129のWhite Soxに$13.75を賭けた場合、 $10.66の利益が見込まれます。
(100/オッズ) x 賭け金 = (100/129) x 13.75 = 10.66
逆に、アメリカ式オッズで+119のRoyalsに$15を賭けた場合は、$17.85の利益が見込まれます。
オッズ x (賭け金/100) = 119 x (15/100) = 17.85
オッズ変換表
アメリカンオッズ
|
デシマル式
|
アメリカ式
|
デシマル式
|
-101
|
1.990
|
$100
|
2.000
|
-105
|
1.952
|
+105
|
2.050
|
-110
|
1.909
|
+110
|
2.100
|
-120
|
1.833
|
+120
|
2.200
|
-130
|
1.769
|
+130
|
2.300
|
-140
|
1.714
|
+140
|
2.400
|
-150
|
1.667
|
+150
|
2.500
|
上の表は、形式の異なるオッズ間での数値の換算に役立ちます。こうしたオッズの変換についてもっと詳しく知りたい方は、ピナクルのオッズ換算表をご覧ください。
デシマル式であれアメリカ式であれ、ピナクルでは最高のベッティングオッズを提供します。業界一高いベット上限と、業界一低いマージンを兼ね備えた、究極のブックメーカーです。