7 3, 2017
7 3, 2017

ブックメーカーの政治予想が外れやすい5つの理由

「醜聞ファクター」とは?

実際に身銭を切るのは誰?

浮動票を軽視するべからず

ブックメーカーの政治予想が外れやすい5つの理由

2016年、ブックメーカーの多くは、トランプ大統領の誕生とブレグジット(イギリスのEU脱退)が発生する確率を見誤りました。2017年はご存じのとおり、 EUの根幹を揺るがしかねない 一連の総選挙が フランス、ドイツ、オランダで行われます。ピナクルベッターたちの間で政治ベッティングへの人気が高まっている今こそ、実際にお金を賭ける前に、ブックメーカーの政治予想が外れやすい5つの理由を知っておきましょう。

1. ビッグデータの不足

まずはブックメーカーがオッズを決定する仕組みについて、ざっとおさらいです。ベッティング企業の多くは、過去のデータに基づいて特定の結果が生じる統計的可能性を計算する、トレーダーやオッズコンプライヤーと呼ばれる人々のチームを雇っています。こうした手法は、試合進行が秒単位でモニタリングされ、スポーツデータに関心を抱く様々な当事者の手で記録されていくスポーツベッティングの世界では一般的なものですが、政治ベッティングの場合はそう簡単には行きません。

2016年以前にドナルド・トランプが大統領選に出馬したことや、イギリス国民がEU離脱について民意を問われたことがあったでしょうか?もちろんありません。だからこそ、政治ベッティングには通常のルールが通用しないのです。下のチャートは、トランプとクリントンが2016年米国大統領選に勝利する確率を、ピナクルのオッズを基に分析したもの。政治イベントの結果がフタを開けてみるまでは分からないことを如実に示しています。

ベッティング市場 対現実

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ベッティングオッズが現実と一致し始めたのは、開票が始まってからでした。この事実から、ブックメーカーの政治予想が外れやすい2つ目の理由が導かれます。

2. 当てにならない世論

ブックメーカー側でデータが足りないとなると、必然的に世論の分析に頼らざるを得ません。そこで登場するのが世論調査です。以前は政治投票の信頼できる指標と考えられていた世論調査ですが、こうしたアンケートの結果というものはそもそも当てにならない一面があります。ブレグジットとトランプの衝撃的な結果によって痛感させられたこと――それは「人は言ったとおりには投票しない」という事実です。なぜでしょうか?

マーク・トゥエインの言葉をもじれば「この世には3つの嘘がある。普通の嘘、大きな嘘、そして世論だ」ということになります。統計が嘘をつくのではなく、人々が嘘をつくのです。ある社会調査によれば、人がアンケートで嘘をつくのは「社会的望ましさによるバイアス」が作用した結果であるということ。これは嘘に関するひとつの真実でしょう。分かりやすく言うと、人は答えにくいトピックに対して意見を求められると、真実を言った場合にどう思われるかを恐れ、本心を語らない傾向を持っているということ。もっとも、たとえアンケートの回答が真実でも、世論調査は外れる可能性があるのです。なぜでしょうか。そこには「迷い」が大きく関わっています。

3. 浮動票を持つ人々

統計学者たちは「社会的望ましさによるバイアス」を熟知しており、なるべくその影響を受けないようあらゆる手段を講じています。過去のアンケートにおける虚偽の回答率を基に、人々が嘘をつく確率をどうにか予測できたとしても、世界一優秀な統計学者ですら計算に入れることができない要素が1つあります。それは 「浮動票」です。

最後の最後まで勝者が分からない、僅差の一対一の選挙戦において、選挙前の世論調査の結果はほどんと役に立ちません。なぜなら勝者を決定するのは、調査の時点ではまだ決断できていない人々だからです。こうした事実はあらゆる統計的データを無意味にし、ベッティングオッズの論理性を失わせる一方、見る人によっては恰好のベッティングチャンスと映るでしょう。不確実性が高いほど、オッズは大きく揺れ動きます。ベッターにとってはそれだけ、「美味しいベッティングチャンス」が訪れる機会も増えるわけです。浮動票の数が測れないのであれば、世論調査では何が分かるのでしょうか?

4. 身銭を切るか否か

ここで再び、ブックメーカーがオッズを決定する仕組みについておさらいです。トレーダーが最初のオッズを決定すると、ベッターは自分にとって魅力的なマーケットにベットします。その一方でブックメーカーは、ベッティングのバランスを維持し、オッズが一方に偏らないよう、継続的にオッズの調整を行います。言い換えれば「金の動きを追っていく」わけです。

世論調査が示すのは有権者の見解の差異であり、一方のオッズはベッティング活動(すなわち、お金を儲けたい人たちが考えていること)を反映したもの。両者はまったくの別物です。近々行われるフランス大統領選を例に取ってみましょう。 投票権を持つ フランス国民は約4300万人いますが、フランス大統領選の勝者に ベットする人々の数は最大で、インターネットや賭け屋を利用できる、世界中の大人の総数にのぼります。

そして最後に忘れてはならないのが「セックス」です。

5. 醜聞ファクター

クリスティアーノ・ロナウドがピッチに立つとき、彼がゴールを決めるオッズを劇的に変化させるのは「怪我」だけです。しかし、政界の立候補者たちは、性的スキャンダルがツイッター上で拡散してしまえば、その評価は天から地へと急降下します。冷戦時代の英国政権を震撼させ、1964年の保守党敗北を導いたプロヒューモ事件から、近年のクリントンとモニカ・ルインスキーの不倫スキャンダルまで、政界での性的スキャンダルは、ベッティング市場を根底から覆してしまう爆弾なのです。

ブックメーカーが政治イベントの結果に正しいオッズをつけるのがいかに難しいか、お分かりいただけましたでしょうか。この事実を知った今こそ、ブックメーカーを出し抜くチャンスかもしれません。ピナクルでフランスドイツの総選挙のベストオッズを獲得しましょう。ピナクルはウィナーを歓迎する唯一のブックメーカーです。

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