11 1, 2021
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南米サッカーにベットする方法:パート2

南米サッカーでバリューを見出す方法を学ぶ

アルゼンチンサッカーの歴史

南米サッカーにベットする方法

エクアドルのクラブチームの状況

南米サッカーにベットする方法:パート2

南米サッカーにベットする方法を探る本シリーズの最終回では、南米サッカーに見られるスタイル、戦術、文化の多様性を引き続き調査し、何らかの結論を出すことにより、ベッターが試合結果を予想する際に役立つようにしたいと考えています。

以前の記事で述べたように、この大きな地域にある各国のプレイ方法は大きく異なり、サッカー大国の各チームが採用する手法について理解することで、ベットを行う準備が整います。

この記事では、南米大陸での戦術とサッカー文化の方向性を間違いなく決める国について取り上げます。そして、選手が必ず備えている素晴らしいフィジカルとテクニックを最大限に活かす、ヨーロッパスタイルの革新的なアイデアを用いる新興勢力について見ていきます。さらに、伝統的に強固な守備を誇る国について取り上げ、最後に、アイデンティティを探し求めている強豪国について論じます。

この記事で導く非常に大まかな結論は、それが出発点となることを目的としています。もちろん、自らの国民性やその他重要な要素を打破するチームもあり、今後数週間でそれを探ることができるでしょう。それでも、本シリーズで説明する歴史的背景と広く共有された地元の期待に関する洞察が、南米サッカーの予想に役立つことを願っています。

アルゼンチンのサッカー:ベッターにとっての注意点は?

アルゼンチンは南米で大きな影響力を持ち、この大陸で行われる大会に大きな影響をもたらしてきました。アメリカ大陸のスタジアムで鳴り響くチャントは一般的にアルゼンチンのスタジアムソングから作られたもので、アルゼンチン人監督は引っ張りだこです。南米サッカーで主流の戦術アイデアの多くはブエノスアイレスで生まれており、創造性のある背番号10への執着といった戦術的側面は、アルゼンチンのアイデアに影響を受けています。

アルゼンチンは南米大陸の多くの国からいくらか優越感を抱いているように見られていますが、アルゼンチンのクラブチームも代表チームも高い名声、自信、存在感を誇り、それらは過去一世紀の間に勝ち得たものです。この国は、欧州で活躍するトップレベルの監督も数多く輩出しています。アイデアに価値を置き、サッカー議論を愛する国なのです。

アルゼンチンは南米で大きな影響力を持ち、この大陸で行われる大会に大きな影響をもたらしてきました。

戦術面では、アルゼンチンサッカーは南米大陸の他の国々よりも多様性に富んでいますが、高く評価される一般的なコンセプトもいくつかあります。Omar Sivori、Ricardo Bochini、Diego Maradonaから、Lionel Messi、Pablo Aimar、Juan Riquelmeに至るまで、インスピレーションと影響力を持った創造的な背番号10はいつの時代もアルゼンチンサッカーのアイデンティティにとっての鍵でした。近年では、昨年のCopa Sudamericana決勝に進んだDefensa y Justiciaのように成功を収めたチームがウイングのプレイを重視していますが、創造的な背番号10が中心のチーム作りは多くのチームで計画され続けています。

アルゼンチンサッカーは戦術的な規律とゲームマネジメントを誇りますが、プロ意識を求めるこのような傾向は、多くの選手が持つ情熱、感情、表現などと矛盾する場合が多くあります。選手たちは、相手をイライラさせることもできますが、冷静さを失って自らのチャンスを無駄にしてしまうこともあります。大陸のライバルチームにとって腹立たしいのは、一般的に前者です。アルゼンチンサッカーのこのような特長は、イエローカードやレッドカードのマーケットに適しており、ベッターはそこで有利になることが多くあります。

エクアドルのサッカー:伝統、戦術的アプローチ、プレイスタイル

エクアドルのサッカーはとても興味深く、南米大陸の強豪クラブや代表チームと確実に戦える方向に進んでいると思います。

エクアドルは、優れた本能的能力や滑らかな技術を持つ素晴らしいアスリートを何人も輩出しています。おそらく、成功を収めた数人の選手もかつてはやや粗削りで、欧州のビッグクラブに移籍できるレベルまで成熟するには時間を要したと思います。

私は常々、真剣に取り組んで規律を守り、よく管理された組織が、重要な若手選手をワールドクラスのタレントに育て上げることができると感じており、現在もそのような組織が存在して、国や大陸全体に完璧な計画を提供していると思っています。

エクアドルのクラブサッカー

Independiente del Valleは、2010年にエクアドルのトップリーグに昇格し、2016年にはCopa Libertadores決勝に進出しました。2018年にはU20 Libertadores決勝で敗れ、2019年にはCopa Sudamericanaで優勝し、2020年にはU20 Copa Libertadoresでも優勝を果たしました。

このクラブはスペイン人の監督・コーチ陣を招き、選手補強やアカデミーの優れたシステムを構築しました。チームは豊富な経験を持つ南米選手と契約し、入念に練習を行ってバランスと規律のとれた戦術的なチーム内で、影響力の大きなリーダーにしました。数千人のサポーターを持つチームは、粗削りなエクアドル人選手、たゆまぬ努力、独創的な素質に、最上級の施設と進歩的で優れたコーチングを組み合わせました。これらの要素はすべて、予算の限られたエクアドルの小さなクラブが、4000万人以上のサポーターを持つ資金豊富なブラジルのビッグクラブを5対0で破っても、大きなサプライズではなかったことを意味します。

Independiente del Valleは最高の事例ですが、粗削りで刺激的なエクアドル人選手を慎重かつ進歩的に活かす方法は、リーグの他のチームでも見られます。エクアドルは2019年にU20 Sudamericanoで自信とエネルギーに満ちたサッカースタイルでプレイし、優勝しました。

プレイスタイル

エクアドルのチームでは一般的に、素早く直接的で、運動神経が高く独創性のあるウインガーとフルバックが、戦術的に鍵となる役割を果たします。エクアドルのチームは多くの場合、早いペースと大きなエネルギーでプレイします。キトの標高はボリビアのラパスほどではありませんが、大きな役割を果たし、アスリート能力の高いエクアドルのチームは、ホームゲームで有利になります。

これまで、優れたテクニックを持つプレイメーカーも何人かいましたが、そのような選手はエクアドルのサッカーにとって不可欠ではなく、コロンビアやアルゼンチンほどの重要度はありません。エクアドルのチームはフィジカルが強く積極的ですが、特に汚いプレイが多かったり狡猾だったりするわけではありません。コロンビアと同様に、エクアドルのチームも相手よりも良いプレイをして勝たなくてはならないのです。ベッターはチーム状態や選手のスタッツなどの履歴データを使用することで、エクアドルサッカーでベットする際に役立つエッジが得られます。

エクアドルサッカーの新しい世代は、より忍耐強く戦術的で流動的なプレイを取り入れ、自由に動く独創的な攻撃サッカーが際立っています。エクアドルのサッカーは現在とても面白く、大きな可能性を秘めています。ドリブルや走行距離が高く評価されていますが、試合では時間稼ぎや戦術的ファウル、ダイブの技術などが大幅に不足していると言われます。

ベット:エクアドルSerie Aのオッズ

パラグアイのサッカー:その歴史と現在の中心

パラグアイの選手は、持っているものを最大限に活かすエキスパートです。代表チームは2000年以降にワールドカップに3回出場し、2010年にはベスト8まで進出して優勝チームのスペインに最も厳しい戦いを強いました。

現在の代表チームではMiguel Almironがスター選手ですが、彼がパラグアイサッカーやパラグアイ人選手の長所を最もよく表しているわけではありません。Almironは細身で、素早くトリッキーなダイレクトプレイが得意ですが、代表のチームメイトの多くは、大きくてタフで力強く、精力的で規律をよく守ります。Almironとこれまでのパラグアイ人スター選手のほぼ全てが、南米大陸のさらにたくましい選手たちと共通する1つの要素は、目標のために自らを犠牲にする高い献身性です。

パラグアイ人選手は、最高の舞台で大陸の強豪チームと戦うために、自身の能力を誇示しています。

2000年代初頭の好成績が示すように、パラグアイのチームを破るのは常に困難です。彼らは通常、規律をよく守って守備を行い、体を投げ出すことをいとわず、個人の栄光よりもチームを優先します。これまで、カウンター攻撃をリードする創造性あるスター選手や、非常に確かなテクニックを持つ選手がいなかったわけではありませんが、この国はクリーンシートを達成することに大きな誇りを持っています。

Libertadoresの試合が行われる夜には、パラグアイのスタジアムが素晴らしい雰囲気に包まれ、大勝利を目指して戦うチームの大きな力となります。パラグアイのチームは簡単にダイブするようなことはなく、多くの場合、激高しやすいライバルチームよりも冷静さを維持しています。彼らはタフで不屈の精神を持っていますが、通常はチームとしてよく組織されています。これは、ベッターをハンディキャップや無失点勝利のマーケットに導く情報です。

パラグアイは通常、持っている能力を最大限に活かし、最高の大会で大陸の強豪チームと常に競っているのです。

ペルー:ペルー代表チームの状況

ペルーのサッカーは、理解しにくいスタイルです。国内に才能や可能性のある選手がいるのは間違いありませんが、明確なスタイルを定義するのは難しくなっています。おそらく、近年のクラブチームが迫力に欠けるのはそのためでしょう。

ペルー代表はワールドカップに5回出場し、2次リーグにも2回進出しています。1970年代後半と1980年代前半のチームは、その創造的なプレイ、華麗なスター選手のTeofilo Cubillas、そして鮮やかな白と赤のシャツによって、欧州の多くの人々を魅了しました(白地のシャツに赤いタスキを斜めに掛けたようなデザインが象徴的で、国際的なビッグトーナメントでは、常にこのデザインが目を引きます)。

代表チームにはやや深みがなく、主要選手は年齢を重ねていますが、競争力を維持して効果的にプレイしています。ペルー代表は非常にバランスのとれたチームで、アルゼンチン人監督のRicardo Garecaは主要選手を最大限に活かす方法を心得ています。地味であったとしても、強固な守備を誇る守備的ミッドフィルダー、活発に動くサイドプレイヤー、良く組織されて安定したディフェンダーに加え、ペナルティエリアへの侵入を得意とするPaolo Guerreroが前線に君臨しています。それほど派手ではありませんが、プレイは効果的です。Gareca監督は、ほとんどの試合でこのチームのパフォーマンスを70%以上引き出しており、チームの競争力を維持しながら2018年のワールドカップに導きました。

ペルー:クラブサッカー

しかし、ペルーのクラブチームは元気とは言えません。強豪チームのAlianza Limaは降格しましたが、もっともらしい法的解釈を用いて1部リーグに戻ってきました。Libertadoresで勝利することは滅多になく、グループの下位に沈むと予想されることが増えています。

少し変わっているとしても、Peruvian Cupは魅力的ですが、トップリーグのレベルを維持するのは難しいでしょう。基本的に、この大会にはペルーのアマチュアやセミプロ、下部リーグのクラブもすべて参加でき、優勝チームは無名の場所から1部リーグの華やかな舞台まで一気に躍り出ます。これは確かにとても面白いのですが、普通じゃないとも言えます。アマチュアの地域クラブとの対戦から、多数のサポーターを抱える大陸の強豪チームとの試合へと、クラブがわずか数か月の間に選手、スタッフ、施設などを変えなくてはならないことがよくあります。

ペルーは非常に優れた選手を輩出し、長い歴史を持つビッグクラブもありますが、近年では、代表チームのベテラン選手の座を奪う選手はわずかです。優れた若手選手も何人か現れていますが、この強豪ぞろいの南米サッカーで名を挙げる前にペルー代表チームの状況は悪化の一途をたどるのではないかと心配しています。

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