2019ラグビーワールドカップを争う世界の上位20か国がアジア初の開催となる日本に集結します。ラグビーワールドカップ優勝国のオッズは? ラグビーワールドカップの勝敗予想でベッターは何を考慮すべきでしょうか? 2019ラグビーワールドカップの優勝国は? 詳しくは続きをお読みください。
ラグビーワールドカップ2019優勝国のオッズ
チーム |
オッズ |
暗示的確率(%) |
ニュージーランド |
2.190 |
45.7 |
南アフリカ |
5.610 |
17.8 |
イングランド |
5.940 |
16.8 |
アイルランド |
6.110 |
16.4 |
ウェールズ |
8.450 |
11.8 |
オーストラリア |
9.680 |
10.3 |
フランス |
26.990 |
3.7 |
スコットランド |
28.780 |
3.5 |
アルゼンチン |
37.650 |
2.7 |
フィールド |
51.400 |
1.9 |
ラグビーワールドカップ2019のプール
プールA |
プールB |
プールC |
プールD |
アイルランド |
ニュージーランド |
イングランド |
オーストラリア |
スコットランド |
南アフリカ |
フランス |
ウェールズ |
日本 |
イタリア |
アルゼンチン |
ジョージア |
ロシア |
ナミビア |
アメリカ |
フィジー |
サモア |
カナダ |
トンガ |
ウルグアイ |
ラグビーワールドカップの大会形式
日本全国12都市で9月20日から2週間にわたって48試合が繰り広げられます。
20チームが4つのプール(各5チーム)に振り分けられます。各プールでは、1試合ずつの総当たりのリーグ戦形式で10試合が行われます。
勝ったチームには勝ち点として4ポイントが、引き分けは2ポイントが与えられますが、8点以上の得点差で負けたチームはポイントがゼロとなります。
「ニュージーランドの圧倒的な強さは、2015年7月以降の52勝6敗2引き分けの成績が物語っています」
以下の条件の両方が満たされた場合には、ボーナスポイントが与えられます。
A) チームのトライ数が4
B) 敗戦したが得点差が7点以内
各プールの1位と2位のチームが準々決勝、そして準決勝へと進出し、最後に11月2日に横浜日産スタジアムでワールドカップを賭けて、決勝を戦います。
各プールの上位3チームには2023年のラグビーワールドカップの出場資格が与えられることも、本大会の興趣を盛り上げることになるでしょう。
ラグビーワールドカップの本命は?
ピナクルのラグビーワールドカップ優勝国オッズでは、オールブラックスの本大会の優勝確率を45.70%と予想しています。つまり、ニュージーランドはウェブエリスカップを3大会連続で獲得し、大会史上通算4度目の優勝となる可能性が非常に高いことを示しています。
Steve Hansenヘッドコーチ率いるオールブラックスは、Richie Mo’unga、Aaron Smith、Sonny Bill Williams、Beauden Barrettなどタレントの宝庫です。彼らを統率するのがキャプテンKieran Read で、まだ大会前ではありますが他チームにかなりの差をつけて最強チームと評されています。
オールブラックスは無敵なのか?
オールブラックスが大本命で、大会新の4度目の世界王者になるとされる理由は、その長きにわたる圧倒的な勝負強さにあります。2015年7月以降の成績は、60戦して52勝6敗2引き分けとなっています。
しかし、最近のニュージーランドは今ひとつ冴えを見せていません。オーストラリア、アイルランド、南アフリカに負けた結果、オールブラックスは509週にわたって君臨してきたトップの座を明け渡し、世界ランキングでウェールズの後塵を拝することになりました。
ラグビーワールドカップ勝敗予想:その他のチーム
南アフリカ(5.610*)は打倒ニュージーランドの急先鋒と見られ、最近の対オールブラックス戦績は1勝1分けで戦力が拮抗していることを示しています。
キャプテンSiya Kolisiをはじめ、Eben Etzebeth、Faf de Klerk、Handre Pollardのようなタレントにはステップアップと安定した戦いぶりが求められるでしょう。それができれば、「スプリングボックス」(愛称)も世界王者に輝く可能性は十分にあります。
現在の世界ラグビーのトップのチームウェールズ(8.450*)は欧州の六か国対抗ラグビーの無敗優勝の勢いを背景に本大会に参加します。
チームの先頭に立つのは、主力選手でありほぼ間違いなく世界最高のラグビープレイヤーであるAlun Wyn Jonesと、変幻自在のスタンドオフDan Biggarです。
ウェールズには南半球のチームのような大胆さはないかもしれませんが、ウェールズの統率の取れた守備陣形やフィジカルの強靭さで、初のワールドカップ奪取に向けて有力な候補と言えます。
イングランド(5.940*)は俊敏なコーチEddie Jonesのもとで、プール戦敗退に終わった2015年のワールドカップからベテランと若手を生み合わせたチーム編成で反撃しようとするでしょう。
六か国対抗ラグビーで2位という成績と、さらにこれまでで最大の得点差でアイルランドを倒したという事実は、イングランドが本大会で旋風を巻き起こすポテンシャルがあることを証明しています。
アイルランド(6.110*)は2018年には六か国対抗ラグビーの優勝とオールブラックス戦をノートライに抑えた勝利が戦績のハイライトとなりました。
長らく期待を裏切り続けてきたアイルランドは、初の準々決勝通過を目指して最後のひと踏ん張りで前進しようとしています。グループ分けはラッキーとは言えません。プールA(アイルランド、スコットランド、日本、ロシア、サモア)はどのチームが1位になってもおかしくありません。また、2位通過だと、プールBからの通過チーム(ニュージーランドか南アフリカ)と準々決勝で対戦することになります。
専門家を驚かすことになる可能性を秘めたチームとは、アルゼンチン(37.650*)のことです。選手出身で就任間もないMario Ledesmaコーチのもとで、好成績をあげています。きたる10月5日のイングランド戦で、「プーマス」(愛称)が今回のようなビッグトーナメントでも普段どおりの実力を発揮したら、文字どおりの番狂わせとなるでしょう。
スコットランド(28.780*)のチームには二面性があると思われます。ホームでのプレーを見ると、世界第2のチームと言っても過言ではありません。それはトップクラスの対戦相手(オーストラリア、イングランド、フランス)に勝利していることからも明らかです。しかし、アウェーでのプレーはしばしばバラバラになります。この二面性がスコットランドの問題ですが、どんな相手でも圧倒するFinn Russellのようなタレントに恵まれています。
「ワラビーズ」として知られるオーストラリア(9.680*)は世界ランキング6位という状況に加え、選手選考の疑惑、不安定な戦績のもとでのワールドカップ参戦となります。優勝確率(10.3%)と、物議を醸したスター選手Israel Folauの不在で「オージーズ」の出場辞退を求める向きもありましたが、それ自体が間違いでしょう。なぜなら、他にもScott Sio、Will Genia、Bernard Foley、Tevita Kuridrani、Kurtley Beale、そしてキャプテンMichael Hooperのようなスター選手が残っているからです。
「ワラビーズ」はこれまでの大会のような勢いを再現しようとするでしょう。彼らはワールドカップではオールブラックスに次ぐ優勝回数を誇るからです。すべてのピースがぴったりはまりさえすればオーストラリアは無敵でしょう(南半球4か国対抗戦の対ニュージーランド戦で47-26、2015年以降の最大得点差で勝利)。しかし、大会期間中に安定したパフォーマンスを続けられるかどうかはまた別の問題になります。
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