4 14, 2022
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MMAベット:考慮すべき5つの重要な要因

情報を基にMMAベットを行う方法

MMAベットのスタッツ

MMAベットに失敗しないためには

MMAベット:考慮すべき5つの重要な要因

近年MMA(総合格闘技)の成長が著しく、それに伴いMMAベットの人気も高まっています。しかし、情報に基づいてベットを行うにはどのような要因を考慮するべきでしょうか? 以下に極めて重要な検討事項と、MMAベットでの失敗を避ける方法を説明しています。ご一読ください。

近年、MMAの人気はかつてないほど急激に高まっており、特にConor McGregorの登場以降は鰻登りです。あらゆるスポーツがそうですが、人気が高まればその競技へのベットの興味も高まります。以前執筆したガイドMMAのベット方法の続編として、ここではMMAベットへのより詳細な洞察を提供し、MMAベットが利益につながり得る理由と避けるべきミスについて見ていきます。

1. 総合格闘技(MMA)のルール

UFCやBellatorといったほとんどのMMA団体では、統一したMMAルールを採用していて、急所打ちや目つぶしは、その他の屈辱的な行為同様、反則としています。また試合は10ポイントマストシステムで採点し、ラウンドごとに優勢な選手に10ポイントを、劣勢な選手に9ポイント以下を与えます。このシステムはボクシングに由来します。 

最終ラウンドまで戦った場合、各ラウンドの採点を総合して勝者を決定します。この採点システムの唯一の注目すべき例外は、シンガポールのMMAプロモーションであるOne Championshipです。ここでは個別のラウンドではなく、試合全体で採点を行います。また、この大会のルールとして床に倒れた相手の頭を膝で攻撃することが認められています。

このことは重大な考慮事項ではないものの、元UFCチャンピオンのDemetrious Johnsonが最近One Championshipの試合でKO負けを喫したのも床に倒れていた時に頭に膝蹴りを受けたからです。つまり、ベットする場合にはその団体のルールを把握しておく必要があります。

2. MMAベットが利益につながり得る理由

サッカーやバスケットボールと違い、MMAはまだ試合の情報が不完全で不充分です。例えばサッカーが年間38試合、バスケットボールは82試合行うのに比べて、MMAの選手は年に2~3回試合を行うだけです。したがって、重要な履歴データを集めることがはるかに困難となり、ブックメーカーが正確に試合のプライスを付けるのが難しくなります。結果として、しばしば的外れな値を目にします。つまりお買い得なベットが見つかると言うことです。それゆえ、MMAのベッティングラインは、よりデータが揃っている他のスポーツよりも、オープンからクローズまでの変動がしばしば大きくなります。

一般的に言って、ベットするイベントまで時間があるほど、オッズは本当の確率を正確に反映しにくくなります。しかし最大ベットの上限も低くなる傾向があります。そのため異なるベット戦略が考えられます。少額の弱いラインを選ぶか、低いエッジにより多くの金額を賭けるかのどちらかです。だからといって、試合の日が近づき、ベット上限がずっと上がるとしても、的外れなラインが無いとは言えません。

後知恵バイアスの犠牲にならないことが重要です。特筆すべき事例を2つ挙げてみましょう。Conor McGregor対Dustin Poirier 2戦と、Ronda Rousey対Amanda Nunes戦です。どちらの試合も、試合に向かうそれぞれのスキルについての偏見のない分析よりも、人気選手のオッズがずっと小さくなってベットはクローズし(1.33と1.58)、人気選手が勝つと思われていました。McGregorは心臓に問題があることが知られていたうえ、対戦相手は回復力が高く打ち負かしにくい選手でした。また、Rouseyはより優れた強力なパンチの持ち主と対戦することになっており、直前のHolly Holmとの試合では完璧に立ち技を決められて負けていました。しかし2人とも圧倒的な勝者候補としてオッズはクローズしたのです。

3. 試合についての意見を形成する際にかかるバイアス

格闘系のスポーツでは、戦いには型があるとよく言われますが、それにはもっともな理由があります。MMAの初期の頃には、2つの異なる格闘技間で対戦が行われていました。例えば、ボクシング対レスリング、ブラジリアン柔術対テコンドーなどです。選手は格闘競技のある領域において優れているものの、それ以外の領域は素人同然でした。しかし今日では、試合のあらゆる様相に包括的に対処せずに、ある格闘技の抜きん出た技だけで勝負する競技者を見ることはほとんどなくなりました。

とは言え、それは各選手がこの競技において長所も短所も持っていないということではありません。MMAにベットする場合、その長所と短所をどのように比べて、それが勝利への道にどの程度影響するのかを分析しなければなりません。例えば、Khabib Nurmagomedovは潜在的に誰よりも素晴らしいレスリングのスキルを持っており、UFC 254で元学生レスラーのJustin Gaethjeに勝利しました。Justinには素晴らしい防御のスキルがありましたが、Nurmagomedovの攻撃的なレスリングが素晴らしく、Justinをテイクダウンし素早く屈服させることができたのです。正確に選手のスキルを評価して、勝利への道を予測できるなら、MMAでのベットに成功できるはずです。

統計データは分析には非常に有効ですが、それ単独で使用するとMMAのベットには悪い結果が出る場合があります。
あらゆるスポーツ同様、MMAには、打撃から組み技、サブミッション、防御まで、関連する多くの統計データがあります。有用な情報源はUFCSTATSです。ここで選手のUFCでのキャリアを包括する関連情報がすべて得られます。全試合をまとめた情報と一戦ごとの情報の両方が含まれています。

しかしサンプルが少ないため、すべての統計データに同じ価値があるとは言えません。統計データは分析には非常に有効ですが、それ単独で使用するとMMAのベットには悪い結果が出る場合があります。例えば前述のNurmagomedovは、UFCのキャリアにおいてはテイクダウンの精度はわずか48%です。この数値は、彼の全く容赦のない、徹底して続くテイクダウン攻撃からすると、一見低く見えます。

同様にEdson Barbozaは77%のテイクダウン防御率を示していますが、Nurmagomedovとの対戦では試合を支配されテイクダウンを奪われました。このとき、多くのMMAファンが最も高い可能性を考慮した結果、Khabibのクロージングオッズは1.26でした。 

また、あらゆる記録が同じ量の情報を伝えるとは限りません。2021年のUFCのある試合で、2人の新人、Nicolae NegumereanuとAleksa Camurが対戦しました。2人の戦績はそれぞれ9勝1敗、6勝1敗と似ていました。しかしNegumereanuの過去の対戦相手の総合成績は40勝70敗で、一方Camurの過去の相手は32勝6敗でした。

選手の型を深く掘り下げなければ、Camurがキャリアを通じて非常に高いレベルの大会に挑んでおり、それがより高いレベルの経験につながっているという事実を簡単に見過ごしていたでしょう。しかし深く掘り下げることにより、彼の本当のスキルレベルをより正確に評価することができました。こういった例は、MMAでは単なる数字と統計データを重視しすぎると危険であることを示しています。

4. MMAベットでの失敗を避ける

それでは次のトピック、MMAでのベットに失敗しない方法に移ります。まず避けるべきなのは、試合がどうなるかを予想するのではなく、どうなってほしいかを基にベットすることです。既に述べたように、McGregorのPoirierとの再戦はクロージングラインが1.33でした。しかし開始時点では1.57で、オープニングからクロージングラインまでの間に暗示的確率は11.5%変動しました (63.6%から75.1%)。

抜け目のないベッターは、試合のある週にはスーパースターにベットするにわかファンが大量に押し寄せるためにそういうことが起こると予想し、Poirierに賭けたい人はイベントが近づいてオッズと上限が高くなった時点でベットできたでしょう。同様にMcGregorに賭けたい有能なベッターは、プライスが下がる前に早くからベットしておいて、より良いオッズと引き換えに低い上限を受け入れることができたでしょう。

この動きは明らかに、このアイルランド人の向こうみずで自信家という性格と、試合の週にあった記者会見での2ラウンドでKOという傲慢な予告がその一因でした。これはもうひとつの、MMAベットで陥る罠の好例です。雑音を信じてしまうのです。

まず避けるべきなのは、試合がどうなるかを予想するのではなく、どうなってほしいかを基にベットすることです。

McGregorは極端な例ですが、試合にのぞむ選手は誰もが「人生最高の状態にあり、今まで最高の練習をしてきて、今ほど自信に溢れた時はかつてなかった」と言います。それはまったく真実ではありません。MMAのように非常に激しく厳しいスポーツでは、選手はしばしば、多かれ少なかれパフォーマンスに影響する怪我を隠して試合にのぞみます。

MMAにベットする際に避けなければならない最後の事態は、勝者候補に盲目的に肩入れすることです。MMAは非常に結果がうつろいやすいスポーツで、99%勝っている選手が最後の数秒でKOされたり、サブミッションで負けたりすることがあります。この特質がしばしば不正確な価格と相まって、勝者候補への盲目的な支援が賭け金の損失につながってしまうのです。

ボクシングとは異なり、概してMMAでは無敗の価値がずっと低いため一方的な試合はめったに組まれません。この記事の執筆時点で、現在のUFCチャンピオンは平均して3.46回負けており、Charles Oliveiraは7回、Glover Teixeira は8回負けています。これは間違いなくMMAでは、特にUFCでは比較的同レベルの選手同士の試合が組まれているのがその一因です。

よって、ほぼすべてのマッチアップで両選手に現実的な勝利のチャンスがあり、単に勝者候補だからという理由でいつも勝者候補に賭けるというのは愚かな考え方と言えます。

5. 総合格闘技(MMA)ベット戦略    

先ほど、試合が近づくにつれてベッティングラインの正確性と上限がどのように変動するかを述べましたが、ここから別のベット戦略が考えられます。次に挙げるのは、MMAでベットする際に採用できる別のアプローチの一例です。ラウンドごとにオーバー/アンダーなどを決めるプロップマーケットや、勝ち方(Method of Victory)マーケットでは、単純なマネーライン以外のさまざまなベットを行うことができます。勝ち方マーケットは、例えばKO/TKOなど、選手が実際に勝つ方法がひとつしかないと考える場合に、特に価値があります。

例えばUFC 265では、Derrick LewisとCyril Ganeはヘビー級の暫定タイトルをかけて戦いました。Ganeは才能豊かで幅広いスキルを持つことで知られており、一方Lewisは1発で相手を倒す凄まじいパワーを持っていました。そのため、Lewisが判定勝ちやサブミッションで勝つとは考えにくく、Lewisに賭けたいベッターはプロップマーケットでベットした方がより良いプライスで勝負できたということになります。

上記の場合、LewisのKO/TKO勝利が最も価値あるベットになったかもしれませんが、他の試合ではオーバー/アンダーラインか、または最終ラウンドまでもつれるかどうかにベットするのが良い場合があります。例えば、女子ストロー級(52.2kg)の210試合では140試合が判定で決着しました。全試合の67%という大きな数値です。

勝ち方マーケットは、選手が実際に勝つ方法がひとつしかないと考える場合に、特に価値があります。

一方、ヘビー級の739試合で判定が必要だったのはわずか192試合で、全試合の25.9%に過ぎず、最も可能性が高いのはKO/TKOです。このことを知っておけば、ベッターは女子ストロー級の試合では選んだ選手の判定勝ちのベットを見て、ヘビー級の試合であれば選んだ選手のKO/TKO勝ちのベットを見る方が、プライスの低いマネーラインを見るよりも勝機が高まるでしょう。同様に、どちらの選手が勝つのか判断がつきかねるのであれば、試合が最終ラウンドまでもつれるかどうかにベットするのも、魅力的なプロップの選択肢となり得ます。 

ここまで試合前のMMAベットについてのみ話してきましたが、MMAでは試合中にベットすることもできます。この場合、ベットする前に試合で何が起こっているのかを評価することができ、またベットする前にしばしば起こるベッティングラインの大変動を利用することもできます。例えば1ラウンド終了するまで一方の選手にベットするのを待って、戦いを有利に進められると期待できたら、その選手が2ラウンドや3ラウンドで勝つことや、後半のレフェリーストップによる勝利にベットすることができます。

もし1ラウンドが予想通りに進んだら、試合前のベッティングよりも、ライブベッティングラインの方がより高いプライスを手にすることができるでしょう。選手があなたの期待を上回っていれば、または明らかに予想以上に疲れているようであれば、その情報を活用して、試合が進むにつれ、情報に基づいて試合中のベットを行うことができます。

しかし一方ではMMAでの試合結果のうつろいやすさがプライスの大変動を招きます。これはベッターが価値を見出した瞬間にすぐに反応し、迅速に迷いなくベットしなければならないことをも意味します。        

MMAに関する一層の洞察

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