8 8, 2017
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Mayweather対McGregor戦ベッティング:ボクシング専門家の見解

ボクシングの専門家はMayweather対McGregor戦をどう見ているのか

Mayweather対McGregor戦ベッティングのライブオッズ

ボクシングと総合格闘技の違いを学ぶ

Mayweather対McGregor戦ベッティング:ボクシング専門家の見解

来たる8月26日、Floyd MayweatherとConor McGregorがリングで激突。世代最強のボクサーが、総合格闘技(MMA)の現在のスーパースターを迎え撃ちます。試合はラスベガスで12ラウンド形式で行われ、重量リミットは154ポンド(約69.9キロ)。ベッターはどれだけの期待を持てるのでしょうか?Mayweather対McGregor戦のベッティングについてボクシングの専門家はどう見ているのか、以下を読んでお確かめください。

Mayweather対McGregor戦ライブオッズ

試合のルールは? 

試合はボクシングのルールで行われるため、McGregorにとっては厳しい試練となるでしょう。対戦するのはボクシング史上、最強の正統派ボクサーと評される選手だからです。さらにUFCの小型グローブではなく、10オンスのボクシンググローブが使用されることも、このアイルランド人格闘家の不利に追い打ちをかけます。おまけに総合格闘技では認められているキックやテイクダウンも禁止です。

たとえボクシングへの賭け方総合格闘技への賭け方をわかっているベッターでも、この一戦を分析するのは困難です。ボクシング愛好家はMcGregorには万に一つの勝ち目もないと考え、一方のUFCファンはパンチ一発で番狂わせが起きると読んでいます。以下、この対戦を詳細に吟味し、Mayweather対McGregor戦にはベットする価値があるのかどうか検討していきます。 

ボクシングと総合格闘技の違い

当然のことながら、Mayweather対McGregor戦のベッティングでは、複数の世界タイトルを持つ無敗のプロボクサー、Floyd Mayweatherが断然有利とみられています。ベッターが答えるべき問いは、「一流のMMAファイターは、一流のボクサーと敵の土俵で対等に渡り合えるのか?」ということでしょう。

Mayweather対McGregor戦のオッズを分析するにあたり、ベッターはまず、MMAのグローブのほうがはるかに軽いという事実を考慮すべきです。MMAのグローブが5オンスに対し、ボクシングのグローブは8~10オンス。そのため、ボクシングではパンチスピードが著しく低下します。それに加えて、オクタゴン(八角形のケージ)で戦うMMAのファイターはテイクダウンを警戒せねばならず、様々なポジションからパンチを放つことが必要になります。

世界プロモーションツアーのロンドン会場でふたりが向き合うと、たちまち両者の基本的な体格差が明らかになりました。

MMAのファイターにとっては、一部の総合格闘技のテクニックはほとんど通用しないと考えられます。例えばボクシングでは、MMAのファイターが遠くから攻撃してきた場合(彼らがよく使う攻撃のアプローチです)でも、熟練のボクサーは難なくタイミングを計って、最大のダメージを与えることができます。そしてこの点において、Mayweatherの右に出るボクサーはいません。

戦闘スタンスに目を向けると、ボクサーはUFCファイターよりもずっと至近距離で戦います。総合格闘技のファイターは、常に掴まれるリスクを考えながら戦わなくてはなりません。間合いを取っても、キックはまだ届いてしまいます。 

パワーがあるのは確かですが、UFCのファイターがコンビネーションを使ってくることは滅多にありません。純粋なボクサー(Mayweatherのような)はオクタゴンの中では長くはもたないでしょうが、逆にボクシングのリングでは、MMAファイターの苦戦は免れないと思われます。 

Conor McGregorのボクサーとしての実力は?

McGregorはアイルランドではクラムリン・ボクシング・クラブに所属し、フィル・サトクリフの指導の下、ボクシングのアマチュアのユースタイトルを獲得しています。12歳で格闘技を始め、ジムのオーナーに「もっとも勤勉な選手」と評されるほどの実力がありながら、自分の可能性を試したくなって17歳でジムを辞めました。

McGregorは戦い方を知っており、いいパンチを持っています。それでもボクシングに関しては、Mayweatherが長年支配してきたエリートレベルのはるか下でも、勝負にならないと思われます。この一戦のセールスポイントは、「総合格闘技とボクシングには現実的な類似性があり、McGregorは1発のクリーンパンチでMayweatherをマットに沈められる」ということですが――ことはそう単純ではありません。

卓越した戦略家であるMayweatherは、天性の鋭い読みを備えており、試合の序盤で相手のスタイルを見切ってしまいます。

5階級で世界王者になったMayweatherは、そのボクシングキャリアを通じて何度か、パンチ力のあるボクサーにアゴを狙われたことがありますが、深刻なピンチに陥ったことは(Shane Mosley戦を除いて)一度もありません。 

世界一の守備を持つボクサーとの対戦は、一流ボクサーにとっても極めて厄介なチャレンジであり――McGregorは素人ボクサーにすぎません。Mayweatherのディフェンスは圧倒的です。このミシガン州グランドラピッド出身のボクサーは、地球上で最強と呼ばれるファイターたちを何人も迎え撃ち、難なく退けてきました。その守備の謎を解き明かした者は、ひとりもいません。 

Mayweather対McGregor戦ベッティング:長所と短所

Mayweatherは誰よりもボクシングの技術を極めたファイターです。そのテクニックは、この5階級王者と渡り合える力を持つファイターたちですら到達できなかった域にあります。

卓越した戦略家であり、「TBE」(The Best Ever/史上最強)を自称するMayweatherは、天性の鋭い読みを備えており、試合の序盤で相手のスタイルを見切ってしまいます。そして最後には最高峰の世界戦であっても、12ラウンドを風のように戦い抜いてしまうのです。

McGregorが勝利を求めて、Mayweatherの過去のパフォーマンスを分析するのであれば、精査すべき試合が3つあります。1試合目はJose Luis Castillo戦で、次が2006年のZab Judah戦、そして比較的最近のMarcos Maidana戦。いずれの試合も、Mayweatherが負ける時の形というものを示しています。

Chris van Heerdenは、最後にはレフェリーが試合を止めに入り、McGregorがMayweatherに惨敗を喫すると考えているようです。

McGregorのボクサーとしての長所と短所を分析するのは困難です。理由は単純に、プロボクシングの試合を戦ったことがないからです。またたく間に総合格闘技界の最高峰へと上り詰めた、このアイルランド人ファイターは今、ボクシング界の超ビッグネームを倒して、名前を上げてやろうと意気込んでいます。そして、その機は熟したと考えられます――ボクシングという部分を除けば。

だとすれば、現時点で分かっていることは何でしょうか?ひとつ挙げると、McGregorは主にサウスポーのスタンスから、ほとんどクモのような恰好で頻繁に左右を切り替えながら戦います。このスタイルを変えてくるとは思えません。殴り合いを好み、捉えどころがなく、軽量のグローブでは素晴らしいタイミングを誇るファイターですが、10オンスのボクシンググローブでMayweatherの動きをどのくらい読めるのかは、やってみないと分かりません。

このアイルランド人ファイターはMayweatherよりも大柄です。公称ではMayweatherの約173センチに対し、McGregorは約175センチで、わずかに上背ではリードしています。

さらに世界プロモーションツアーのロンドン会場で2人が向き合うと、たちまち両者の基本的な体格差が明らかになりました――下の写真をご覧ください。*

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事実だけを見て、雑音に惑わされない

ボクサーたちの振る舞いや、観衆を盛り上げようとする姿勢は、長らくボクシングに欠かせない一部となっています。しかし、Mayweather対McGregor戦のオッズを分析する際は、このイベント自体ではなく、事実に基づいて検討することが不可欠です。 

McGregorは主にサウスポーのスタンスから、ほとんどクモのような恰好で頻繁に左右を切り替えながら戦います。このスタイルを変えてくるとは思えません。

どんなスポーツもそうですが、イベントの事実だけを考慮し、周囲の熱狂や興奮に惑わされないことが大切です。McGregorのようなファイターはどんな試合であろうと、みずからの能力に絶対的な自信を持っています。そのため、本人のうぬぼれめいたコメントや、大勢のファンが言うことを鵜呑みにしてはいけません。

プロモーションツアーは楽しかったですし、世紀の一戦であることの象徴にも思えますが、ベッターとしては、こうしたことは何ひとつ、両者が最終的にラスベガスで対戦する時には関係してこないという事実を忘れてはなりません。

オッズの比較 – 差が少ないのはなぜ?

McGregorがプロ用のボクシンググローブの紐を一度も結んだことがないことを考えると、Mayweather対McGregor戦ベッティングの比較分析からは、いくつかの知見が導かれます。これらのオッズを見て分かるのは、Mayweatherと過去に対戦したMiguel Cotto、Andre Berto、Marcos Maidanaといった元世界王者ボクサーたちよりも、McGregorのほうが人気が高いということ――これは実際、バカげた話です。

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40歳のMayweatherは今でも、世界中の名だたる現役ボクサーの大半に勝てるだけの実力を有しています。総合格闘技のファイターなど言うに及びません。どうやらこの前哨戦の段階では、Mayweatherが以前のような完全無欠のファイターではなく、力が落ちているという考えが一般に支持され、信じられているようです。

2013年にSaul ‘Canelo’ AlvarezがMayweatherと対戦した一戦は、体格とポテンシャルに恵まれた、若きメキシコの天才ボクサーが、43戦無敗のファイターに挑むという形で売り込まれました。かわって2017年、ボクシングでは何の実績もないMcGregorが、ボクシングのリングにおいて、Mayweatherにとって危険な相手であり、脅威になり得ると考えられています。

リーチで2インチ(約5センチ)、身長で1インチ(約2.5センチ)の体格差がMcGregorに有利に働くという考えは、一理あります。また、過去の一度の敗北が締め技によるものであり、ノックアウトは喫していないという事実も考慮に値するでしょう。 

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Chris van Heerdenからベッターが学べることは?

ウェルター級のボクサーであるChris van Heerdenは、ボクシングリングでConor McGregorと戦った経験のある、数少ないファイターのひとりです。一般的にはIBF世界ウェルター級王者Errol Spence Jrに、8ラウンドTKO負けを喫したことでよく知られています。

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Van Heerdenは、最後にはレフェリーが試合を止めに入り、「ノートリアス」はMayweatherに惨敗を喫すると考えているようです。McGregorと初のスパーリングを行ったボクサーは、McGregorが無敗のMayweatherに勝つとしたら、最高のラッキーパンチを何発か当てる必要があると見ています。

ベッターはどれだけの期待を持てるのか?

この一戦は史上稀に見るミスマッチです。プロモーションや熱狂はファンにとっては楽しいものでしょうが、Mayweather対Mcgregor戦へベットする前に、ボクシングのベッティング戦略では前哨戦段階での知識がいかに重要かということを、しっかり頭に叩き込んでおくべきです。

戦闘スタンスに目を向けると、ボクサーはUFCファイターよりもずっと至近距離で戦います。総合格闘技のファイターは、常に掴まれるリスクを考えながら戦わなくてはなりません。

イベントのスケールとアドレナリンで昂っているMcGregorが、試合の序盤で優勢を築いたとしても、まったく意外ではありません。いずれにせよ、たちまち本物のボクサーはどちらなのか、白日の下に晒されることでしょう。 

Mayweather対McGregor戦のオッズを分析にする際は、雑音と兆候を区別することが肝心です。人間はストーリーに騙されやすいもの。だからこそ、ファンの意見を反映したニュースや情報を取り込まないよう心がけましょう。 

Mayweatherには素人ボクサーを止める以上の力があり、McGregorは素人ボクサーです。もっとも、たとえ戦いでは圧倒されても、McGregorが勝つ可能性はゼロではありません。 

MMAの専門家の見解を知りたいですか?「Mayweather対McGregor戦ベッティング:MMA専門家の見解」を読みましょう。

*写真はChris McCarthy (@ChrisMcCarthy)の許可を得て掲載しています

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