累進的なベッティングシステムは利益を生むか?

累進的なベッティングシステムは利益を生むか?
スポーツベットで利益を出すためには、バリューオッズを見つけるのと同じくらい、ベッティング戦略を練ることが重要です。累進的なベッティングシステムは無限に近い富を期待させます。果たして本当に良いアイデアなのでしょうか?その疑問に、学術的にお答えするのがこの記事です。

Labouchèreのステーキングシステムは、 一定の勝利金額に達するまで賭けを続けるという累進的な賭け方であり、古くはルーレットに用いられていました。

 Labouchèreの賭け方をスポーツベットに採用する

Labouchèreをスポーツベットに応用するのは簡単です。応用する手順は 次の 通りです。

  1. 獲得したい金額を決めます。たとえば、 $100としましょう。
  2. 次に、このお金の分け方を決めます。今回は $10、$20、$40、$20、$10の 5 つに分けてみます。
  3.  最初と最後の金額の合計を獲得することを目指して賭けます。もしヨーロッパ/デシマルオッズが3(+200アメリカ/マネーライン)なら、 あなたの 賭け金は$10で、目標獲得金額は$20となります(最初と最後の金額の合計)。
  4.  勝ったら、 最初と最後の金額にチェックを入れましょう。勝てなかったときは、 賭けた分の金額を追加します。  次は勝ってこれを取り戻す必要があります。その場合、あなたの賭け金は$10、$20、$40、$20、$10、$10になります。
  5. 目標金額を獲得するまで、手順3と4を繰り返します。

この戦略の根底に あるのは、勝ったときにリストから金額を2つ除外し、新たに1つだけ追加するということです。つまり、追加するペースより除外するペースの方が速くなります。これでは論理が通りませんが、その理由を下記で説明しています。

おすすめするか、しないか?

累進的なベッティングは面白いやり方ですが、お勧めはしません。要するに、希望の金額が獲得できるまで賭け続け、どれだけお金がかかるかはお構いなしというわけです。仮に、五分五分のオッズで賭けていて、4回連続で負けたとしましょう。あなたがすでに$100負けていたとしても、次のベット は$50です。 

ケリー基準のベッティング戦略とは違い、ポートフォリオのサイズは考慮されません。  

スポーツベットの判断において大事なことは、どれくらい勝てるかよりも、 オッズが バリューを反映したものかどうかです。

似た種類の累進的なベッティングシステムに、フィボナッチ戦略があります。これはベット金額をフィボナッチ数(1、1、2、3、5、8、13、21など)に従って増やしていくというものです。

学術的な 解答

学術的な視点では、このベッティング戦略をドローに使用することをテーマに書かれた良い論文が3つあります。2007年にアチョンタキスとオズボーンが提唱したやり方は、ワールドカップ決勝戦のデータを適用した場合、フィボナッチ戦略を使ってオッズが3のドローにベットすれば勝てるというものです。

一歩ずつ慎重に累進的なベッティングシステムは楽しいやり方ですが、それがずっと続くとは限りません。

このシステムには実際のデータが使用されていないため、他の研究者チームが実際のドローのオッズに着目して結果をシミュレーションしました(サッカーベットマーケットは効率的か?フィボナッチ戦略を使用した国際調査)。彼らの調査によると、フィボナッチ戦略を使用した場合の95%のケースで、 43まで賭けなければならないというのが最悪のシナリオでした。

しかし、もっと最近の例では、この成功理論が誤りであることを Lahvičkaが証明しています。この戦略のあらゆるバージョンをテストしたところ、結局すべては損失に終わったのです。累進的なベッティングシステムは、どれも似たような結果を生むでしょう。

だから、一歩ずつ慎重に。累進的なベッティングシステムは楽しいやり方ですが、それがずっと続くとは限りません。 

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