バブル景気からスポーツベッターが学べることとは?

バブルに価値を見出す

市場の効率性のためにショートすることの必要性

双方向の情報の重要性

バブル景気からスポーツベッターが学べることとは?

サブプライム住宅ローンバブルは、小さな投資家集団に機会を任せた市場での、非合理的な出来事の一例にすぎません。ベッティングの世界で、同じようなバブルを経験したことがあるでしょうか? なぜ、情報のシグナリングを妨げることが、市場の非効率性の原因となりうるのでしょうか? 詳しくは続きをお読みください。

バブルとは何でしょう?

バブルは、資産がその内在価値を超えた価値を付けられるときに起こります。ベッティング用語で、ベットの内在価値とはあるイベントが発生する真の確率のことです。

バリューベットを行うとき、ベッターはあるイベントが発生する確率、つまり「内在価値」がオッズによって示唆される確率より高そうなイベントを求めます。

バブルに価値を見出す:サブプライム住宅ローン

Michael Lewisの「マネー・ショート-華麗なる大逆転」は、アメリカのサブプライム住宅ローン危機の背景にあった話を、急落の訪れを察知しながら、ショートで対応し、住宅市場に対してベットを行った数少ない人々に焦点を当てながら伝えています。

Lewis氏によると、そのようなことをしたのは、世界中でたった20程度の会社だけだったというのです。そのような会社の1つが、投資会社のCornwall Capitalでした。

「Cornwallは、下振れリスクよりも上振れの可能性の方がはるかに高いという、極めて非対称的な投資を目指しています。同社は、複利で40パーセントもの年間平均純利益(粗利益では52パーセント)を創出しました」

Cornwall CapitalのJamie Mai氏は、自分たちの投資についてある状況、つまり「オッズが本質的に間違って値付けされていて、それによりポジティブな期待値が得られるという確信が持てる状況」を追い求めることだと要約しています。

市場の効率性のためにショートすることの必要性

それでは、Cornwallはなぜ、そのように高値の期待収益が可能な明白なバブルにベットした、稀有な団体となったのでしょう。いずれにしても、ピナクルのオッズは、ベッティングマーケットがどれくらい効率的であるかということを表しています(ショートはベッティングの変化形にすぎない)。確かに、市場は自らを修正したというのでしょうか?

ここでの問題は、ショートオプションを手に入れにくいことでした。全ての参加者が賭けを行えるベッティングマーケットとは異なり、住宅市場へのベッティングは複雑でした。

基本的な金融の理論から言うと、資産の減少に投資して利益を得る方法がないとすれば、その価格は最も楽観的なバイヤーによって決定されます

本質的に、それらの住宅市場に関して楽観的な人たちは、住宅や抵当付き負債証券を買うことで、簡単に継続的な上昇にベットすることができたのです。そのようなマーケットに対してベットするために行える、唯一の簡単な方法は、単純に住宅を売ること(懐疑論者でさえ住む場所が必要ですが)であって、証券を買うことではありませんでした。

ビットコインバブルは、そのように楽観主義者たちが市場価格を設定し、過大評価や最終的な急落を引き起こしたもう一つの例です。楽観主義者たちはビットコインを買うことができた一方で、少なくとも最初は、懐疑主義者たちに与えられた唯一の選択肢は自分たちがビットコインを持たないということでした。

面白いことに、スポーツベッティングの世界で、私たちはその逆を求めています。つまり、最も悲観的な売り手によってプライスが設定されることを求めているのです。プライスは、訂正できるだけの流動性さえなく「間違っている」必要があるのです。

このDataCampのインタビューの中でピナクルのトレーディング責任者Marco Blumeは、ピナクルの投資家たちよりもっと正確に成果を予言することができるピナクルのお客様について、「コンサルタント軍団」だと話しています。

私は『投資家』である彼らとは距離を置くように努めています。テーブルのこちら側に座っているから何かを知ることになると考えるでしょうが、しかしそうなったのであれば、また同じようにテーブルの反対側に座りたいと思うかもしれません

そのような敏感なクライアントたちが隊列を組んでいる状態で、どのようにしてベッティング「バブル」が起こり得たのでしょう。

スポーツベッティングバブルはこれまでにあったのでしょうか? Mayweather vs McGregor

ベッティングマーケットは通常、合理的な一方で、もしかすると、とても珍しいバブル的な行動のエビデンスがあるかもしれません。思いあたる中で最も明白な例はMayweather vs McGregorのボクシングの試合です。

ピナクルのツイッターアカウントに対戦前に投稿されたこの画像を見てください。

inarticle-1-bubble-ufc.jpg
  

最近のMayweatherの相手

最近のMayweatherの相手

選手

業績

Maidana

WBAウェルター級王者

Cotto

WBAライトミドル級王者

Berto

前ウェルター級世界王者(2回)

Guerrero

2階級世界王者(複数回)

McGregor

プロでの対戦成績なし

この試合の朝のピナクルのオッズは、Mayweather(1.196)のこの一戦の勝率は83.6%だと暗示していました。対照的に、試合前、一部のブックメーカーでは1.02という低さで、98パーセントの想定勝率でWBA暫定ウェルター級タイトル保持者であるBertoを倒すと予想されました。

実際には、ベッティングオッズが暗示した確率によると、Mayweatherの2010以降の対戦相手のうち、未検証のMcGregorよりもMayweatherを倒す可能性が高いとされたのは、Manny Paquiao、そして僅差で上回ったCanelo Alvarezだけだったのです。

本命-大穴バイアスではこの行動を十分に説明できません。Mayweatherは明らかなバリューベットと思われるものを提示したのに、敏感なカスタマーは依然として市場を修正するところまでは至らなかった(その対戦でMayweatherが勝利する真のオッズはおそらく1.01程度だったでしょう)からです。

おそらく、ブックメーカーの全マージンと、さらにそれ以上がこのアイルランド人のサイドに設定され、Mayweatherが非常にポジティブな期待値のベットを提示することにつながったのでしょう。

もしかすると、ここで働いたバリアは、強力な後ろ盾のある部外者へのペイアウトを相殺するための圧倒的なボリュームのお金だったのでしょう。バリューベッターは、ただ単にその非効率性を修正するのに必要なボリュームをベットできなかったのです。

このことはまさしく、最も楽観的なバイヤーによる市場の支配でした。普段は、プライスに懐疑主義的で敏感なカスタマーほどこれを修正しようと策を講じますが、住宅やビットコインのバブルとは異なり、Mayweatherの支援者は楽観主義的なMcGregorのベッターたちに簡単に負けてしまいました。 

inarticle-2-bubble-ufc.jpg

市場の効率性の2つの側面からどんな教訓が学べるでしょう?

市場同士が、ベットされたお金に代表するような同様の情報の流れを持たなければ、市場は同じにはならず、非効率性が生まれます。

Mayweather vs Mcgregorに見られるような非効率性は、過度に楽観的な支援者が市場をゆがめた例で、通常は懐疑主義者によるベットがオッズを決定することからすると、信じられないほど珍しいのです。ベッターとして、私たちは通常、オッズメーカーがイベント発生のチャンスに対して悲観的になっているときのオッズを求めています。

もしかすると、ブックメーカーが最初にオッズを計算違いしている状況を期待する方が現実的で、市場を修正するのに双方向のお金の流れは必要ないということなのかもしれません。

もしかするとバイアスを固定することによって、ベッターたちはこの背景にある理由を深く見つめたことがなく、プライスがまだ改善されていないのかもしれません。Marcoが言うように、投資家たちは必ずしもベッターよりも多くの情報を持っているわけではありません。ですから、市場がそれ自体を修正できていない極端な事例を見つけることで得をするかもしれません。

ベッティングリソース - あなたのベッティングをパワーアップ

オンライン最高クラスの充実度を誇るピナクルのベッティングリソースでは、専門家によるベッティングのアドバイスをご覧いただけます。ベッティング経験の長さを問わず、ベッターの皆様がパワーアップできる知識をお伝えすることが目的です。