マネーラインベッティング
マネーラインはベッターにとって最も一般的かつシンプルなベッティング市場で、 ベッティングのコストを理解するのにうってつけ。バスケットボールのマネーラインでは単純に、 試合に勝利するチームを予測して、お金を賭けます。例えば、Boston Celtics対Utah Jazzのマネーラインオッズを見てみましょう。
Boston Celtics:3.440
Utah Jazz:1.364
この例では、Utah Jazz(1.364)がホームでCeltics(3.440)に勝利するのが優勢と見られています。Jazzに£10を賭けると、£10の賭け金を含めて£13.64の払戻金が得られます。利益は£3.64になります。ただし、Celticsが勝った場合は配当は得られず、£10の損失になります。
逆にCelticsに賭けて勝利した場合、払戻金は賭け金の£10を含めて£34.40になり、利益は£24.40になります。
ハンディキャップベッティング
マネーラインでバスケットボールでの賭け方を学んだら、次はハンディキャップです。両チームの実力差が歴然である場合には、有力なベッティングツールとなります。バスケットボールのハンディキャップベッティングでは、ブックメーカーがハンデをつけて、両チームに認められる能力差が均等になるよう調整します。
ハンディキャップの値(+7.5ポイントなど、「+」や「-」の数値で表示される)は最終的なスコアに組み込まれ、ハンデを踏まえた上での試合結果に賭けることになります。つまり、ハンディキャップを含めた結果は、実際の試合結果と異なる場合があるということ。例えば、次の2つのハンディキャップベットを見てみましょう。
Golden State Warriors:(+7.5) 2.050
Indiana Pacers:(-7.5) 1.862
Pacersが100対96で勝利した場合、ハンディキャップを含めるとそのベッティングは負けになります。このベットではPacersが-7.5点から試合を開始していることになるので、最終スコアから7.5点が引かれてしまうからです。よって、試合結果は92.5対96でWarriorsの勝ちとなります。
Pacersが104対96で勝った場合、ハンディキャップを加味した結果は96.5対96となり、Pacersの勝利となります。こうした事例は「ハンデをカバーした(克服した)」と呼ばれます。
トータルベッティング
トータルベッティング(またはオーバー/アンダー)とは、その試合の合計得点が一定数を上回るか、下回るかのどちらかに賭けるベットタイプのこと。例として、以下のSacramento Kings対Miami Heatのトータルオッズを見てみましょう。
オーバー210.5:1.962
アンダー210.5: 2.110
総得点が「オーバー210.5点(211点以上)」になるほうへ£10ベットし、結果が116対98(合計214点)だった場合、ベッターは£19.62(£9.62の利益)の払戻金を得ることになります。2.110のオッズがついている「アンダー210.5(210点以下)」に賭けていたら、そのベットは負けになります。
今回の記事ではバスケットボールでの賭け方を理解するための地盤固めとして、基本的なバスケットボールベッティングについて説明しましたが、バスケットボールでの賭け方が分かった今、より高度なベッティングに挑戦することも可能でしょう。